イメージ 1
4月27日に東芝総合グラウンドで行われたオープン戦の観戦記です。(東芝総合グラウンドの紹介は後日に・・・)
都市対抗野球優勝7回を誇る名門東芝野球部のこの日のオープン戦の対戦相手は関東遠征中の北海道地区所属の新日鐵住金室蘭シャークス。クラブチームではありますが、1994年に休部した新日鐵室蘭の流れを組む形で市民球団として誕生したチームで2年前には北海道代表で都市対抗にも出場しています。ユニフォームの袖にはプロ球団並みのサメのペットマークが付けられています。ペットマークの下にあるのは選手の所属会社でしょうか?選手によってバラバラでした。
イメージ 2
さてスタメンです。
【先攻:新日鐵住金室蘭シャークス】
①DH加藤②4夏井③6小屋畑④5野原⑤8高田⑥9比嘉⑦7遠藤⑧3佐藤憲⑨2井川 先発ピッチャー 瀬川(写真下)
イメージ 3
【後攻:東芝】
①8石川②6藤原裕③4松本④9大河原⑤3戸田⑥DH漆畑⑦7黒羽⑧2椎葉⑨5林 先発ピッチャー 野田(写真下)
イメージ 4
1回裏東芝は2番藤原裕が右中間を破る二塁打で出塁すると、シャークスのピッチャー瀬川が制球に苦しみ連続フォアボールで1死満塁とします。しかし、5番戸田の打球はレフトへの浅いライナーでタッチアップできず。続く漆畑も大きなあたりでしたがライトフライに倒れ、チャンスを逸します。
続く2回裏。東芝はヒットで出た黒羽を犠打で進塁させるなどで2死3塁のチャンスを作ると、1番東海大卒のルーキー石川(写真下)がレフト前に運び、1点を先制します。
イメージ 5
東芝先発の野田はシャークス打線を3回まで危なげなく抑えましたが、4回に制球を乱し3四球で満塁のピンチを迎えますが、要所を締め無失点で切り抜けます。
一方の東芝もランナーは出すもののあと1本が出ない状況で追加点を奪えません。
結局、東芝は先発の野田以降、前田→佐藤→上野とつなぎ、シャークス打線を1安打に抑え、2回にあげた1点を守りきり逃げ切りました。
目についた選手としては東芝のショート藤原裕。(写真下)
イメージ 6
堅実な守備に加え、この日は4安打と大当たり。(4本目はサードのエラーかどうか微妙ですが…)入社2年目でレギュラー確保には至っていないようですが、猛アピールができたのではないでしょうか?
シャークスの方ではピッチャーの瀬川。
控えのメンバーが中心とはいえ、強豪東芝相手に1失点の完投。5回には2死1・3塁のピンチで迎えた東芝の4番大河原をつまらせショートフライに打ち取るなど粘り強いピッチングでした。
シャークスは打線は沈黙してしまいましたが、瀬川の粘り強いピッチングに加え、チーム全体に活気があり、いいチームだなと思いました。代表枠が1しかない北海道地区ですが、7月の都市対抗に代表として戻ってこられるかどうか注目したいと思います。
 
室蘭 000000000=0
東芝 01000000×=1
(室)瀬川-井川
(東)野田、前田、佐藤、上野-椎葉
【二塁打】藤原裕(東)井川(室)