知っ得防犯話 その①
【怪しい来訪者に対しての防犯対策】
80代・一人暮らしの女性が、宅配業者を装った不審者に自宅へ押し入られそうになった――。
そのとき、女性がとった「ある行動」が、危険を回避するきっかけになりました。

今回は、先日、知り合いの方から直接お聞きしたお話です。
その方は80代の女性で、一人暮らしをされています。
ある日、自宅に宅配業者を装った不審な男性が訪ねてきました。
最初はインターホン越しに対応。
女性は「何か怪しい」と感じ、
「そこに置いておいて下さい」
と伝えたそうです。
しかし、男性は何かと言って帰ろうとしません。
そして、仕方なく女性がドアを少し開けて対応しようとした、その瞬間――
開けたドアの隙間に、男性が足を入れてきたのです。
さらに男性は、女性を脅すような言葉を発しながら、ドアを無理やり開けようとしてきました。
そのとき女性が取った行動は、
「お父さーん❗️ちょっと来てー❗️」
と大声で叫ぶこと。
すると男性は、すぐにその場から逃げていったそうです。
幸いにも、女性は無事でした。
これは本当に機転の利いた、とても良い対応だったと思います。
相手に「一人暮らしだ」と思わせないことで、侵入を諦めさせることができた可能性があります。
ただし、今回のような状況にならないためには、もっと大切なことがあります。
🛡️ 怪しい来訪者への防犯ポイント
① まずはドアを開けない
宅配業者であっても、インターホン越しに対応しましょう。
「注文した覚えがない」 「何かおかしい」
と感じたら、無理に対応する必要はありません。
② 「そこに置いておいてください」
でも帰らない場合は要注意
「お帰りください。これ以上は対応しません」
それでも帰らない場合は、
「帰らない場合は警察に連絡します」
と伝えましょう。
③ 個人情報を教えない
「一人暮らしですか?」 「家族はいますか?」 「何時頃帰ってきますか?」
などと聞かれても、答える必要はありません。
④ 不審に感じたら、こちらから確認する。
宅配業者を名乗っていても、相手から教えられた電話番号ではなく、公式の連絡先を自分で調べて確認しましょう。
⑤ 帰らない・威圧する・侵入しようとする場合
相手と押し合ったり、言い争ったりするのではなく、
ドアを閉めて施錠する。
そして安全な場所へ移動し、必要であれば警察へ連絡しましょう。
🚨 もし、ドアを開けてしまったら?
今回の女性のように、大声を出して助けを求めることも有効な手段の一つです。
「助けてー!」
「誰か来てー!」
「警察を呼んでー!」
など、周囲に異常を知らせること。
一人暮らしであっても、
「家族がいる」と思わせる声かけ
が相手の判断を変えることもあります。
ただし、相手を刺激するような無理な抵抗はせず、まずは自分の身の安全を最優先にしてください。
🔰 防犯は「戦う」ことではありません。
危険を感じたら、近づかない。
ドアを開けない。
相手と対峙しない。
助けを求める。
逃げる。
これも立派な「身を護る」という行動です。
剣護身術では、
「負けない戦い」=戦わずに危険から離れ、無事に帰ること
を大切にしています。
今回のお話が、皆さん自身やご家族の防犯について考えるきっかけになれば幸いです。
「おかしい」と感じた、その直感を大切に。
あなた自身と、大切な人の命を守るために。
🛡️ 知っているだけで、防げる危険があります。