こんばんは・・・。というより、お休みなさいの時間ですが・・・。

今回は、住民サービスの充実と市民(国民)が支払う税金のバランスについて書きます。


「あれが欲しい」
「これも欲しい」
「もっと欲しい、もっともっと欲しい・・・」

と言う要望を私たち市民は、市や県、国の行政に求めます。そりゃそうです。

安心して、充実した生活は、誰もが望むものですから。


ではその財源であるお財布は・・・と言えば、もちろん、私たちが支払う税金から使う訳です。

でも、その年その都市に入る税金は、限りがあります。
(鉾田市の市税は、約40億円だけ)


「こうして欲しい」=「私たちが払う税金で、やって欲しい」ということ。

では、どうしたら良いのか?

今回は、算数?の考え方です。


例えば、約180億円(鉾田市の一般会計の場合)を一年で使うとすれば、

人口約5万人の市ですから、

1人当たり、1年間で36万円の権利を持っていることになります。

さて、ここで考えてみてください。

毎年36万円を自分だけがやって欲しいことに使うとすれば、

「どれを絶対にやって欲しい」と思いますか?

何個かだけ例を出しますが、自分が使っている意識が無くても使っているお金も有ります。

例えば、市のお金だけでもありませんが、

●道路、水道、下水道、電気などの生活インフラ

●何かの備えのための救急・消防、自衛隊などの特殊な仕事

●海や湖のコンクリートの土木工事費

●学校、病院、市役所、公民館、国会議事堂などの建物


さて、今、話題の件に入りましょう!!

■要望の多いスクールバスの無料化の場合
(現在年間、11台で約8,000万円ですが)

スクールバス利用料が月3,000円だから、

・年36,000円をスクールバス無料化に使いますか?




■要望の多い道路を整備する(市道のみ)
1メートル1万円だったかな?
仮にそうだとすれば、

自分の家の前の道路を引いてもらうためには、

10メートル必要とすれば、10万円掛かります。

1キロだと1,000万円です。

・さて自分が欲しい道路は、それだけの価値がある道路でしょうか?


■市民交流館(文化センター)の維持費は毎年掛かるので

最近(2016年4月)の市長の説明である約1億7,000万円だとします。

これは想定が難しいですが・・・

今回は、簡単にすると・・・。

●鉾田中央公民館の利用者は、平成26年度に年間延約20,000人(2万人)ですから、

1回当たり8,500円を毎回支払う。

毎月1回だと、年間102,000円払うことになります。

・毎回8,500円を支払いますか?


●もし鉾田市の人全員(約5万人)が毎年一回ずつ使えば(あり得ませんが・・・。)

・3,400円を年間1回払う(=1億7,000万円÷5万人)


★立地:鉾田地区の人だけでなく、旭地区も大洋地区の人も使いやすい立地にすべきです。

★利用者を増やす政策が必要だったが、公民館事業への予算は年々減ってきてしまった。
予算を増やして、利用者する可能性のある人を増やさないと・・・。


★利用者を増やす政策が必要だったが、市民がよく知らない。理解していない。
もっと市民が知れる様な情報発信が必要だった。


いやいや、建設費は・・・。市のお金も、国のお金も私たちの税金です。

■建設費約50億円は・・・

・人口5万人ですから、一人当たり10万円を払っても欲しいと思いますか?

●半分の2万5,000人が欲しいと思っているなら、
・一人当たり、20万円です。


だから、だめ・・・ではなく、じっくりと考えるべきだと思いますがどうでしょうか?


■番外編1:借金しても欲しい・・・場合

市の財源であるお財布以上に要望があったり、必要だったりするお金があって、税金だけでは足りなければ、借金をします。

地方債や、国債を発行する訳です。

これは将来、返す約束をしてする借金です。だから、私たちの将来の子ども達、孫たちが返すことに成ります。

これが行き過ぎると、世界第1位の借金の国に成ります。←日本のこと

この結果、私たちの税金や社会保険料(年金や健康保険のお金など)は上がっている訳です。

「こうして欲しい」=「私たち(将来の子ども達)が払う税金で、やって欲しい」ということです。


■番外編2:議員報酬について

今日のお昼に

「月80万円ぐらいもらってるの?」

と聞かれました・・・が

実際は、

「月に28万円です。」




20人議員が居ますから、

560万円(=28万円×20人)

人口5万人で、月112円です。(=合計560万円÷5万人)

年間で、市民1人当たり約2,000円弱
(期末賞与があるため)


☆さて私は、それだけの仕事が出来てますかね?


そうで無いなら、やはり住民が決定をするために、ずっとお金の掛かるハコモノだから


住民投票で、市民の声を上げるべきだと思います。


うまく説明できたか、分かりませんが、「その1」はこの辺で・・・。

眠い・・・。


交流館に対する対案は、遅くとも2016年5月2日までに発表します。

それではまた



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パパママ視点でのまちづくり
鉾田市議会議員 井川 とものり
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