今日は雨が振っている。


私は雨が嫌いだ。


今日の朝方、すまちゃんは家に帰っていった。


足取りは少し重かった。


私はすまちゃんには本当に幸せになって欲しい。


夜は一旦木綿と三人で墓場にでも行こうと思う。


そこは私達の溜まり場なのである。


一旦木綿はとてもCOOLだ。

しかし、仲良くなったのはここ最近、三万年くらい前からだ。


まだ、バックベアード様の事はカミングアウトしていない。


奴にいったら、きっと


「すすす!すーすすす」


無理だ。常識を考えろっていわれるだけだ。

あいつは正しい事しかいわない。

わかっている。

わかっているんだ。


けど私は一旦木綿の事も結構好きなんだ。


あいつといるとすごく楽だし、何しろ男気にあふれる奴なんだ。


すごくかっこいい。



お歯黒べったりは一旦木綿にぞっこんだ。


まあ、相手にされてないけど。

お歯黒べったりは気に食わない。何しろ下品だ。

気に食わない。


今日は楽しみだな。墓場。
ヒトダマに今日は会えるかな。

あの子は気まぐれだから時たま姿を表す。

私のお気に入りの可愛いヒトダマ。

「ぴぴぴっぴーぴぴ」

照れくさそうに話すとこがもうたまらないよね。

いい子いい子。


今日のお昼は何食べよう。

あっヤモリでも採りにいこうっと。
いや、この前たかちゃんに妖怪の事をいわれなかったら本当の自分に戻れなかっただろう。



モデルになりたいってゆう事実は変わってない。


ただ、モデルの私も一般人の私も、同じ五十嵐麻衣だってゆう事。


モデルとして青山を歩く私も、一般人として青山を歩く私も。


世界中に有名な私も、友達しか知らない私も、同一人物だって事。


ふっと心が軽くなった。



ただみんなに私を見てもらいたい。


私はケイトモスを超してしまったんだから。


モデルぢゃない自分なんてしょぼいと思ってた。



そんな事ない。


私を素敵ぢゃないと思うやつはこの先絶対つまらない人生を送る。


唯一無二だ、それこそ。



私は。