今日部屋に帰ると油すましのすまちゃんがいた。


「どうしたの?そんな落ち込んで。」



「ぬ。ぬぬぬ。ぬぬぬ。」


「ああ、ぬり壁と喧嘩しちゃったんだ。」



「ぬぬぬ・・・ぬぬぬぬ・・」



「そんな、泣かないで。」


「ぬぬぬ・・・・ぬっぬぬぬぬぬぬっ」



「まじで?すまちゃんの事殴ったの?ありえない。砂かけばばあにいった?」


「ぬぬぬ・・・ぬぬ。」


「そっか。今子泣きじじいとデート中か。」


「ぬぬぬぬうぬぬぬう。」



「大丈夫。私はすまちゃんの見方だよ。明日1反木綿も誘ってどっかいこうよ。」


「ぬふぬふぬふ。」



やっとすまちゃんは笑顔になってくれた。



ぬり壁は体でかいくせに心が小さい。いつもすまちゃんを泣かしている。



私とすまちゃんは百万年前からの親友だ。



私は今もなお、バックベアード様に恋をしてしまっている。


五十万年前からの片思いだ。バックベアード様は睨み付けるだけで人の心を自分の自由にしてしまうのだ。



つまり、バックベアード様も私の事が好きなんだ。



しかし私達は愛し合ってはいけない。


なぜなら彼は西洋妖怪で日本妖怪の敵なのである。


このことはすまちゃんと私だけの秘密である。



こう見えて私はモテモテでぬらりひょんやひょうすべから猛烈なアタックをされている。



しかし私の心は動かない。



バックベアード様の事しか考えられない。




叶わぬ恋と知りながら。


彼の丸くて黒い大きな体と鋭い目を思い浮かべながら、一日を過ごしている。


すまちゃんはろくろ首に恋をしているらしい。



これも私達の秘密。



ろくろ首ははっきりいってやり手だ。



あいつに思いを寄せる妖怪はたくさんいるのだ。思わせぶりめ。



すまちゃんにこの事は死んでもいえない。



今日もすまちゃんと恋話に花を咲かせよう。



今日も二人で泣こうね、すまちゃん。




夢は捨てたくない。

まだ何もしてないうちに捨てたくない。


諦めたくない。


スポットライトあびたい。

夢が叶うんだったら二十八歳までは欲求不満でかまわない。


どうしてもスポットライトあびたい。


自分がしたい事をしたい。


最終的に満足したああああって死にたい。


誰に無理だっていわれてもやれるとこまでやりたい。

だけど怖い怖い怖い怖い。


ぶっつぶれそうだ。


怖いよ…


何歳になったって私は私のままでいたい…


私の心は私だけのものなんだから…

男になりてぇ…


男になるんだったら運動神経はよくなくっちゃね。


くそっ

なんで女やねん。


まあなんだかんだで女に生まれてよかったって思う事のが多いけどさ。


今は男になりてぇ。


黒のTシャツとジーンズが様になる男に。


でもマッチョすぎは嫌だなあ。。


ブイブイいわしてやる。