秋鹿の蔵元を囲む会
近況 お邪魔してきた蔵元交流会の振返り…何かとバタバタしていて
UP遅くなりました(;´▽`A``少しずつ編纂していきたいと
今回は「秋鹿の蔵元を囲む会」
何回かお会いしている蔵元です 静かな佇まいからは想像出来ない造りに対する
情熱を持ったお方です。奥様も久方ぶりの参加という事で少し緊張?(笑)
今回の秋鹿会コンセプトは「初蔵出し商品のお披露目会」
私的に秋鹿酒と料理との取合わせも未知数なので 学ぶ所が沢山です(緊張…
ご挨拶の後 蔵元さんが自田についての進捗等 30~40分程話をされました
全国にある酒造に先駆け昭和末期より自営田を開拓されてもう20年余…
秋鹿蔵嘉村自営田の写真を参照に 米造りの大変さと大切さが伝わってきます
外にも「純米全量ファンド(1口5万円より)」で有志から広く応募し 飲み手視点で
酒造りを継続されていたり。大阪にこういう蔵がある事って本当に誇りです
さてさて 早速その秋鹿さんのお酒と料理の取合わせが始まりました
勿論 蔵元の仕込み水は愉しみの一つです…今回も1升越えしたかな(^▽^;)
1 多酸 19BY(火入れ) 能勢産契約栽培米 山田錦60%
めばち鮪 卵黄アンチョビ和え 青はす芋
初っ端から秋鹿らしい♪ 豊潤且つ旨味溢れる「多酸19BY」を持ってくるとは おお♪
料理が見事に酒質と合ってました♪卵黄の円やかさが上手く料理と酒を繋いだ印象
まぐろ身に必要以上の下味を付けていなかったのが良かったです
2 生酛きもと 20BY(生) 鳥取田中農場産 山田錦60%
津村さん 合鴨ロースと秋野菜 わさびドレッシング
ここから冷や,ぬる燗の両帯で(^^ゞ生酛造りは言わずもがな秋鹿の十八番ですが
尖った酸味も少なく 燗映えの出来も素晴しい。生ですが幾分爽やかさを感じました
料理もあっさり感を持たせた作りで 獣肉と生酛の新しい相性を発見出来ました
3 生酛きもと 20BY(火入れ) 鳥取田中農場産 山田錦60%
鶏 香味野菜グリル
こちらは同じ生酛造りでも火入れ やや輪郭はおぼろげでしたが程良い酸味と旨味
どちらかというと燗向きな造りだった(様な)気がします 自分も買ってる事だし(笑)
料理の趣向は良かったのだけど 取分けし辛かった 酒とゆっくり楽しめなかったです
4 生酛きもと 19BY(生) 鳥取田中農場産 山田錦60%
前島さん 紀州天然ハ町塩こうじ和え
(2)の醸造年度(BY)違い。1年差とは思えない熟成感と円やかさ…こなれ過ぎた感も
ありましたが(汗 後薫にじわり,とくる控え目印象な酒ですね。塩こうじと魚身の
塩梅が良く 酒に最高の肴でした。私的にこうじ和えは“良き清酒の友”だと思います
5 生酛きもと 19BY(火入れ) 鳥取田中農場産 山田錦60%
鶏肝クリームチーズのテリーヌ
今回の中では一番 燗映えしていたかな…と感じた銘柄。万人受けしそうですね
非常にこなれた味わいだったので逆に料理が完全に勝ってしまった印象でした。
私は個人的に(プロセスでも)チーズは清酒と取合わせが難しいと思っています
野菜らんまん寿司 梅酢風味
うーん… 酷評になってしまうのですが この酒は出して欲しくなかった(涙 企画
なので致し方無いですね 折角の流れが興冷めしてしまいました。寿司は米と
寿司酢のバランスが少し高目。料理屋向きよりオードブル感覚だったのでしょうか
温州みかんと鳴門金時のスイートポテト
今回の目玉 自営田嘉村産山田錦17BY。流石にこれはしっかり味わいます
琥珀色が綺麗です 特筆すべきはその年月を感じさせない濃潤なまでの滑らかさ
「何故この酒を最初に持ってこなかったの?」と蔵元さんに詰め寄りました(笑)
貴醸酒でもない しかし恍惚なるまでの甘さ(旨さ) でも燗には向いてないかなあ
スイートポテトは味がしっかりし過ぎで完全にデザート思考でしたね。口直しかな?
賑やかな会になり楽しかったです♪蔵元様始め関係者の皆様 ありがとうです