大根の葉で唐草を | Takeblog ~たけぶろ~

大根の葉で唐草を

大根の葉っぱは漬物にしたり炒め物にしたり用途は多様だが

唐草に象って 造りなどのあしらいにも出来る
たけぶろ-大根の葉
水に漬け過ぎると パリッとするが 細工する時に仕事し辛い 注意
たけぶろ-くき
この様に葉の部分を取り除き 茎だけの状態に
たけぶろ-くき1
細工包丁(ぺティナイフでも)で茎根の方に15度位の角度で切込みを

入れる 下1㍉程揃えて残しておくのがコツ
たけぶろ-くき2

細工した茎を縦に割る 端っこの部分は綺麗に曲がらないので

真ん中だけを寄って使う(茎1本で1本~2本がベスト)
たけぶろ-くき3
水に漬けると繊維が少しずつだが曲がってきて
たけぶろ-唐草大根
この様に唐草模様を 料理用語でこれを「唐草大根」と呼称する


たけぶろ-かに酢小鉢
こんな感じで料理に添えて提供する


水に漬け過ぎると 繊維が曲がり過ぎ 形がみっともなくなるので

さっと濡らす程度がいい 包丁を綺麗に入れているかどうかで

見栄えが変わってくる 丁寧さ所以だ


本来 捨てるところ…“皮”や“へた”からこの様な業で素材を活かす事

1つの食材 野菜から100の仕事が練成出来てこそ本当の料理人だ

先人達の知恵を今 受継いでいる所が少ないのが悲しい現実


仕事に追われ 想像力に欠如する今の若い世代の方々に警鐘を

鳴らすと同時に 極ささいな仕事でも体得していく事に“感動”出来る

素直な感情をもっと持ち合わせて欲しい


簡単に捨てることが料理人にとって“進歩の妨げ”になっている事

ただ仕事が早いばかりでは何の自慢にもならないのだ


と苦言を呈してみた(笑)