壱富士弐鷹参茄子 | 侘寂伝文(わさびやブログ)

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一富士二鷹三茄2021

一富士二鷹三茄子(いちふじにたかさんなすび) 

わさびやで 初七日に供する懐石料理の前菜の呼び名 初夢の良縁起に肖っています 

 

元旦の夜に見る初夢で 演技が良いものの代表例ですが 江戸幕府の創始者/徳川家康公が(富士山.鷹狩.初物なすびを好んだ事) (富士山は“無事”.鷹は“高い”.茄子は事を“成す”)など諸説あります 

 

この一富士二鷹三茄子には “四扇”“五煙草”“六座頭”と続きがある事 ご存じですか? 

 
扇は仰ぐだけでなく祭りや舞踊の時に使う祝道具 煙草は人が集まる席になくてはならない一服(福)もので 何れも縁起物とされてきました 座頭は髪の毛を剃った盲人の事を指し“毛が無い→怪我無い”に繋がるとされ 家内安全を願う縁起ものとされてきました 

 

一富士/四扇は どちらも末広がりなので“子孫や商売の繁栄”を意味し 二鷹/五煙草は上に上がる事から“運気上昇”を表し 三茄子/六座頭はどちらも毛が無い事から“怪我無い”と縁起の良い意味が込められています