小鰯鯨 (コイワシクジラ Balaenoptera acutorostrata)
ヒゲクジラ亜目の中では2番目に小さい個体で北半球海域に生息し 一般では“ミンククジラ”の愛称でお馴染みのクジラ 捕鯨調査対象ですが稀に日本海域で水揚げされる事も
“ミンククジラ”って言ったら南極じゃないの?と思われそうですが 現在生息する海域毎に群系が区分わけされ 北半球オホーツク海域に生息する個体はキタタイヘイヨウミンククジラ(キタタイヘイヨウコイワシクジラ North Pacific Minke Whale)です ミンククジラは全海域に4亜種が確認されています
海域に生息する最大の“哺乳類”でありながら 身質はきめ細かく非常に柔らかいのが特徴 ひと昔は夏が旬の食材でしたが それは捕鯨調査の関係によるもので 現在は偶然に定置網で水揚げたものが主流で出回っています 日本海域や三陸沖 北海道域では年間約100頭のクジラが水揚げされています
造りやタレ焼き 写真の竜田揚げが人気 癖が無く柔らかい食感が人気です