飯米食べ比べ2(こしひかり/ひとめぼれ) | 侘寂伝文(わさびやブログ)

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以前 松栄農園さんから送って貰った米で飯米食べ比べ1(日本晴/笹錦) を行いました(リンク参照) 

そして今回“こしひかり”と“ひとめぼれ”の2種が到着 前回と同じ条件で食べ比べしました 

 
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お米の香味を測るのにはやはり釜炊きが一番 少しおこげがつく炊きあがりで(個人的好みです) 

 
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ひとめぼれ (ヒトメボレ Oryza sativa L.cv.Hitomebore) 

「見た目の美しさにひとめぼれ 食べて美味しさにひとめぼれ 愛されるお米」を意味する名前で1981年に宮城県で開発された稲種/水稲農林313号 美味しさと耐寒性に優れたお米の開発を目指しコシヒカリと初星を交配させて作られた品種です 1993年冷害によって壊滅的な被害を受けたササニシキに代わる飯米として人気を博し 翌1994年にはコシヒカリに次ぐ作付け面積で全国2位を記録しました 

 

良好な艶と適度な粘り気.口当たりの良さが長所 全体バランスに優れた飯米で 父系コシヒカリ譲りの味や食感の良さは継承しつつも 強い香味ではなく優しい味わいで かつあきたこまちやササニシキのような入口からさっぱりとした味わいではない...濃淡な味わいのおかずに併せ易い 丁度良いバランスの取れた飯米 そのマイルドな味わいでわさびやでも様々な年齢層の方に人気です 

 
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こしひかり (コシヒカリ Oryza sativa L.cv.Koshihikari) 

北陸地方の国々を指す“越の国”と“光”の字から「越の国に光かがやく」事を願い名付けられた飯米 名付け親は元旧新潟県農業試験場長/国武正彦氏 昭和31年(1956)水稲農林100号“コシヒカリ”として命名登録 昭和54年(1979)から作付面積1位を記録し2005年には全国作付比率38%を占めていました 米自体の粘りが強く食味に優れる特徴ですが 栽培上は倒伏し易く またいもち病に弱い等の欠点も併せ持っています 

 

先述しましたがササニシキとは兄弟親戚品種 近年いもち病に抵抗性を持つよう改良された新品種“コシヒカリBL(いもち病抵抗性系統の意味“Blast resistance Lines/ブラスト・レジスタンス・ラインズの略”)が多く出回る様になりましたが 2005年より新潟県で育成.栽培されるコシヒカリ新潟BL1号~12号の12品種で 現在新潟県で作付けされるコシヒカリの殆どが“コシヒカリBL”です 
 
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お蔭で4酒類の飯米を食べ比べ出来ました 松栄さんに改めて感謝です 

あと この“お米食べ比べ”をお客様にして頂くのにどういった状況が最適なのか...色々と思案中 
 

現在 飽食の時代と言われる生活豊かな日本の中で お米好きな方は多いと存じます 特に東京や大阪などの都会圏は全国各地から様々な食材が届く集積地なので 数多のお米を食されている人も多く 話を聞いているとお客様の中にも個々で農家さんから玄米を仕入れて自家製米しておられる方も多数 

 

当然 お米だけ食するのも何なので 色々なおかずを用意する訳ですが これも難しい... 

と 皆様から意見を聞きつつ 良い形で具現化出来る様頑張ってみます!