神代酒の再現-八塩折仕込 紫ノ位 | 侘寂伝文(わさびやブログ)

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八塩折仕込2801  

出雲杜氏入魂-八塩折仕込 國暉 

先日の蔵元交流会 で提供させて貰い内外から反響の大きかった八塩折(やしおり)紫ノ位 

 

奈良時代に編纂された日本の神話や古代の歴史を伝えている重要な歴史書『記紀 』(古事記と日本書紀の総称)の前半/出雲神話に登場する伝説の酒“八塩折ノ酒”の再現に國暉酒造が長年取組み 手塩にかけて造りあげた全国唯一無二の酒 現存数80本 

 

醸造工程で醪に加える仕込水の代わりに清酒を用い熟成させて搾る-搾った酒を次に仕込む醪に用いる-これを10数回以上繰り返した 貴醸酒の製法を越えた珠玉の雫 

 
八塩折仕込2802  
毎年 前年に仕込んだ八塩折仕込で酒を仕込み それを繰り返す事で國暉の醸造歴史を刻み込ませていったのが“八塩折仕込シリーズ” その中でも初代から貴醸酒を重ね 選び抜いた雫がこの“紫ノ位” 

 
現在は幻の酒米になった“神の舞” そして蔵と共生し酒造りの基盤を支える島根K1酵母/蔵付酵母  

人が誕生した出雲の風土 神代にあったとされる酒造りの原点 太古のロマンを求め続け生まれた琥珀色の雫 その香味は複雑ながら濃厚で完熟した果実を思わせる芳醇な酒体です