毎年 春に旬の素材で用いる「うすい豆(鞘豌豆)」と
グリーンピースは同じマメ科の1~2年草ですが若干違いが有ります
先日 グリーンピースは人工的に作られた と信じ込まれている方が
おられたので その返答を 写真を添付し兼ねて以下に記述します
マメ科の野菜エンドウ(英語:pea.学名:Pisum sativum)の未熟種子を食用としたもの
青実用エンドウ またアオエンドウ(青豌豆).ミエンドウとも呼称します
旬は晩春から初夏 生豆として出荷されるものもあるが殆どは缶詰と冷凍品に加工
されます 緑色の色彩が鮮やかな為サラダ.シュウマイ.和え物.炒め物.炊込みご飯等に
用いられます リョクトウ(緑豆)とは別の植物です
アオエンドウの熟したものを収穫し それを甘く煮詰めたものは“うぐいす豆”と
呼ばれます そのままで食べても十分に美味しいですが和菓子の材料に用いたり
パンや蒸しパンに入れたりする事が多いです
このまま生食しても美味しく 健康食を謳う人にはお勧めできそうな柔らかさです♪
簡単に 私達日本料理専門の料理人が使う“うすい豆”とグリーンピースは
親戚関係の様なものであまり差異はありません(国産.生物に限定されますが)
ややグリーンピースの方が青色彩が濃く それ以外は殆ど一緒です
重曹.炭酸等の準薬品は用いません 鞘から取り出してすぐ処理する事がコツです
用途により調理法が変わりますが ご飯に共する時は醤油を用いず
アルカリ水.塩.少量の味醂だけで味付けします 色保存を優先に考慮します
ご飯出しは 鞘がらと昆布で出しを取り米7:もち米3位で炊きます
薄く塩味 追い昆布 炊上がりにグリーンピースを入れ軽く混ぜ
余熱でじんわりと熱 そして豆の味をご飯に浸透させます
自然のままの 着色していないグリーンピース 巷で見る事が少なくなりました
人工物だ と決め付けられるのも時代の流れ 食文化の成れの果てですかね…