以前 若牛蒡をここで取上げた時 葉の部位を“伽羅煮”にする…
て それっきりでした(汗 その追加項目です
“伽羅”は中国から伝わる香木の一種で 艶やかな表面と独特の薫り
そして硬材質故 仏像などの彫刻に重宝されてきました
その薫りと艶を食材に見立て呼称したのが“伽羅煮”です
一般的に“伽羅煮”は蕗の葉を用いたものが知られていますが 若牛蒡の葉も
充分に苦味とあくを備え 春らしい風味を愉しませてくれます
葉の部位は 軸から切離し軽く水洗い 適大に刻んでしっかり絞ります
あらかじめ鍋に調味料を合わせ沸し その中に刻んだ葉をほぐし入れ
一気に強火で調味料が無くなるまで詰上げます(焦げないように注意)
火を止めたら冷ましながら余分な水気を飛ばし冷蔵庫で一晩置きます
調味料は水を一切使わないのが保存のコツです