かねてから粉飾決算が問題となって、産業再生機構の支援を受けていたカネボウ。
そのカネボウに、絶望的なニュースが。13日、経済界に衝撃が走りました。
産業再生機構の支援を受けて経営再建中のカネボウは十三日、旧経営陣のもとで粉飾決算が行われていたとして、平成十二年三月期から十六年三月期の五年分の決算書類を訂正すると発表した。粉飾額は、約二千百五十億円(連結最終利益ベース)。同社は今月二十八日の臨時株主総会で、株主の理解を求める。
同社が設置した経営浄化調査委員会は昨年十月、十四年三月期と十五年三月期に限った調査で、あわせて約百億-三百億円の粉飾決算があったと指摘。これを受けて同社は十二年三月期までさかのぼって調査を進めていた。
その結果、経営が悪化していた関連会社を連結対象から除外したり、架空の売り上げを計上して損失を少なく見せかけていたことが判明。粉飾額は約二千百五十億円に上った。
訂正後の決算短信によると、これまで最終黒字としていた十二年三月期-十五年三月期はいずれも赤字に転落。資産超過としていた十三年三月期-十五年三月期の三年間も大幅な債務超過となっており、同社は八年三月期から九期連続で債務超過だったことになる。
通常で二期連続、産業再生機構が関与する場合でも三期連続で債務超過になれば上場廃止基準に抵触するが、同機構は十三日、カネボウへの支援継続を表明するとともに、東京証券取引所に対して上場の維持を要請した。
東京都内で記者会見したカネボウの中島章義会長は決算書類の誤りを陳謝するとともに、旧経営陣の責任問題について、「法的な側面から責任の所在を明らかにする」と述べ、刑事告発や損害賠償請求を検討中であることを明らかにした。(産経新聞ニュースより)
まったくあきれるばかりです。旧経営陣はもちろん、会計監査人はいったい何をしていたのでしょう?
詳細な手口はよくわかりませんが、どんなに巧妙だったとしても、2000億円の粉飾が見抜けないなんてありえないでしょ。
残された従業員や関係者のことを考えると躊躇してしまいそうですが、こんな会社は即上場廃止にするべきだと思います。こんな会社が上場し続けるなんて投資家をなめすぎています。
会計士として、企業内容開示制度、証券市場の信頼性がこれ以上失墜しないように日々努力していかなければと思うのでありました。
この場合はそれ以前の問題だとは思いますが・・・