金曜日は雪の東京で連結監査チームのミーティングがありました。
地方監査事務所を含めた連結の監査チーム全体で、今期の期末監査を実施するに当たって、期中で評価した企業を取り巻く経済環境や勘定科目特有のリスク(IR:Inherent Risk)及び内部統制手続きのリスク(CR:Control Risk)の結果、期末でどのような実証手続を実施するのかということを各チームごとに発表するというものです。
PDCAサイクルで言うところの"C"の段階、監査戦略の最終確認といったところでしょう。
監査法人には共通した監査マニュアルがあるとはいえ、ほかのチームが具体的にどのように監査を進めているのか知らない点が多いのですが、このミーティングで意見交換できたことで大変有意義でした。
木曜日の日経、企業財務面の特集の「開示不信(上)」で、大手監査法人の地方事務所の品質管理が弱い点をつついています。
確かに大手監査法人とは言っても地方事務所は合併や統合でいわば大手監査法人の冠をつけたフランチャイズ的な色合いを否定できないところが多いと思います。
当たり前の話ですが、監査法人の信頼性の確保のためには本部のみならず地方事務所も含めて対応しないといけません。しかしながら地方事務所にはベテラン会計士による従来からの伝統的な監査手続が色濃く残っているところもあり、米国輸入の監査マニュアルの導入や電子監査ツールの導入はあまり進んでいないようです。
もちろん米国譲りの監査マニュアルや電子監査ツールが万能とは思えないのですが、厳格な監査手続が具体的に規定されていたり、調書のレビューが簡単に行えたりと品質レベルのボトムアップには一定の効果はありそうです。
今までは本部からの指導がほとんど無かった所も、今後は強制的に監査マニュアルや監査ツールの導入し、定期的に品質管理のチェックや報告を行うことが必要でしょうね。
会計士という仕事は大変だなあと改めて痛感する今日この頃なのであります。