部屋で時々遭遇するコイツ
可愛いでしょう？？？
そう、どこの家にもいるハエトリグモ君です。いないと言い張る方は、遭遇していないだけです。私の家にも一匹棲みついています。
害虫を食べてくれる益虫なので、私は部屋で見掛けると、
「お疲れ！いつも助かるよ！」
と声を掛けて、良い距離感で良い関係を保っております
変な想像しないでください。私の家にはハエなんか一匹もいませんからね（笑）。
ハエトリグモ君、たまに天井に張り付いていたり、キッチンで目が合って、慌てて冷蔵庫の下に逃げて行ったり…
シャイだけど、可愛い奴なんですよ♬掃除機を使うときに、吸わないよう、よくよく注意しています。
オフでは来ないであろう街、駅名でいえば、麹町・四ツ谷・永田町、地域名でいえば、紀尾井町を訪れる機会がありました
普段は、ハイヤーで夜、接待のために訪れる街という認識です。明るいうちに来るのは、何年振りだろう？？？
紀尾井町といえば、文春砲で悪名高い文藝春秋社とか、この立地で家賃タダの参議院議員宿舎とか、
その他、近くに佐藤製薬やオリエントコーポレーション等名だたる企業の本社が密集している街というイメージです。
企業間の社交場として、古くからニューオータニなんかもありますね。元は、彦根井伊家の中屋敷の敷地です。
西武の東京ガーデンテラス紀尾井町が、紀州徳川家の中屋敷跡地。
その中には、大人ブルデートに最適、プリンスギャラリー東京紀尾井町もありますね
夜景も美しいですけれども、ここのアフタヌーンティーは、秀逸らしいですよ、知らんけど。
私にアフタヌーンティーなんて似合いません。落ち着かなくてソワソワしちゃいます
私だけ、30階で大浴場入って来ますんで、終わったら呼んでください
記念日や年末年始に泊まる人が多いようですね。
私自身は、下町でグダグダしていることの方が好きなので、あまり利用したことはないのですが、快適な部屋・サービスでした。
えぇ、若さゆえの過ち…
正直、ニューオータニに泊まるくらいなら、大浴場の施設が新しいこっちが良いですよ♬
ホテルの価値は、大浴場で決まると思いませんか？ロマンティックな雰囲気なんて、後付けで構わない
本当に好き同士なら、夜景なんて必要ないと思いませんか？街の銭湯で十分です。振られるかもしれないけど
さて、尾張徳川家中屋敷跡地は、イエズス会のソフィア、上智大学になっています。
私も、中学校はイエズス会の学校だったので、極めて希薄ですけど、縁はありますね（あるわけない）。
しかし、今回は、赤坂見附や四ツ谷まで足を伸ばす時間がありませんでした残念
さて、目一杯仕事をして、ふと顔を上げると、外は春のよう☘️
少し散歩して、昼を食べて戻ろうかな？？？って、もう14:30かこの時間じゃ、ろくな店しか開いてないな
紀尾井町…時代はそれほど古くはなく、江戸時代に遡ります（厳密に言えば、平安時代まで遡れますけどね。）。
ここは江戸城の西にある高台で、甲州街道が突き抜ける江戸城防衛のための重要な拠点でした。
だからこそ、徳川御三家の紀州徳川家、尾張徳川家、譜代大名筆頭の彦根井伊家の屋敷があったと聞いています。
そのため、「紀」「尾」「井」の文字をとって、明治政府により、紀尾井町と命名されたことは、あまりにも有名な話しです。
そして、私の街歩きには、古地図が欠かせません。神保町や新橋駅SL広場でたまに開催されている古本市で、私が必死に探すものの一つが古地図です♬
江戸でも明治でも大正でも昭和でも、古地図と知れば、後先考えずに購入します（笑）。
今は、スマホアプリでも良い古地図集が出ていますけどね。地域が限られているんですよ。だから、古地図に限っては、アナログが良いかなぁ。
但し、街中をスーツ姿で古地図を広げて歩くのは、どうも気が引けるので（歩き古地図禁止と注意されそうです。）、
出掛ける前に頭に叩き込んで、細部を確認するために、カフェでガッと広げますね。
紀尾井町住宅の横の緑を抜けて、階段を降り、清水谷公園を目指しました。この一等地にこれだけの緑が残っているのですから、驚きです。
何故か、贈右大臣大久保利通公哀悼碑を見ておこうと思いまして
ここで、大久保利通が社会への不満に怒り立っているだけの士族たちに暗殺されました。
大久保利通の江藤新平に対する冷酷な仕打ちに鑑みると、私も正直、大久保利通を人としてどうかと思いますけどね、殺しちゃいかんだろう、殺しちゃ
主犯格の島田一郎（石川県士族）が持参した「斬奸状」の内容は、彼らの妄想が書かれていて、暗殺の動機として訳のわからない代物でした。
まぁ、明治政府VS旧大名・藩士という構図の中では、致し方なかったという意見もありますし、
また、当時の人たちの中には大久保暗殺を喜ぶ人もかなり多かったのだとか…
それにしても、私は当時の警察のトップ川路利良は、何をしていたんだろうという疑問が拭えません。
そうそう、大久保利通の成し遂げた仕事は、彼の人格とは切り離して評価しなければなりません。
私のようなハエトリグモが言うまでもなく、これ以上は望めないほどの業績です。
明治維新に関わった志士は、無数にいましたが、近代国家日本を創業した人は、彼一人ではないかなぁ。
万国対峙・殖産興業・富国強兵、誰も彼のように舵取りをできなかった史実がそれを裏付けています。
旧大名・藩士を代表するかのような島津久光との確執を乗り越え、よく成し遂げました。そこは、素晴らしいのです。
馬鹿の暴発なんかで暗殺されるなんて、本当に残念な出来事です。
誤解を恐れず言うならば、「他人に迷惑を掛ける」行動力のある馬鹿は、滅びなければならない。百害あって一利なしです。
その場に真っ先に駆け付けたのは、大阪遷都論を書いた大久保利通に江戸遷都を建白した前島密であり、
彼はその状況を克明に記していますが、あまりにもグロテスクな描写なため、ここに書くのは差し控えます。
そうそう、よく紀尾井坂の変なんて呼ばれていますが、正確には、清水谷の変なんですよね。ここで、暗殺されたのです。
これは、後日談ですけどね、その後、主犯格島田一郎が属していた元加賀藩の石川県は、明治政府から目をつけられ、
この清水谷の変以降、その広域な土地を富山県と福井県に分割譲渡されてしまいました。そう、石川県はとても小さな県になってしまったのです。
私なんかはまだまだ浅くていい加減なんですけどね、歴史をちゃんと学んだことがある人は、
その分、豊かな時間・空間の中に遊ぶことができて羨ましいなと思います。
例えば、その場に立つだけで、その歴史の情景がまるで映画のスクリーンのように立ち上がってくるのでしょうから
私は、常々思っているんですよ。幽霊が見える見えないよりも大切なことは、過去から未来が見えることだよと
坂のある街は、好きですねぇ高齢者の方々には厳しいですけど。
これ、昭和遺産ですね。最新のオフィスビルに囲まれて建つその様からは、威厳さえ感じますねこういうの大好き
15:00。こりゃあ、ランチは、通し営業のラーメン屋だなぁ本当は、紀尾井町や麹町でしか入れない定食屋や和食屋が良かったんだけど
二代目つじ田創業店の暖簾をくぐりました。つけ麺の有名チェーンです。
特製二代目つけ麺の大盛りを…。これで、夜遅くまで持ちそうです。
明治維新について、物思いに耽っていると、来ました、来ました♬特製二代目つけ麺大盛です
つじ田は、ドミナンス戦略でそこら中に店があり、あまり有り難みがないので、普段は入らないんですけど、美味しいことは知っていました。
普通の二代目つけ麺ではなく、「特製」の意味は、豚バラチャーシューが豊富に入っていることです。
いやぁ、頭を使って、腹ペコだったから、五臓六腑に染み渡る美味さです
途中ですだちをかけて、味変をするのは、つじ田オリジナルです。えぇ、とても爽やかな味になりますね♬
その後は、黒七味で、またまた味変です。ピリッとして、良いアクセントになります。これもつじ田オリジナルですね。
つじ田の経営が上手くいっているのは、メニューの選択と集中もさることながら、こうして、客を飽きさせない美味しい工夫を怠らないからでしょうね。
チェーン店特有の味の薄っぺらさもありませんしね
いやぁ、久しぶりの二代目つじ田は、美味しかったNo. 1には決してなれないけれど、つけ麺の基準点として堅実に歩む良店です。
⬛︎ 二代目 つじ田 創業店
さて、オフィスに戻ろうか…。
「コートなんて着てくるんじゃなかったな」
そう独り言ちて、訪問用のダレスバッグ（普段はビジネスリュック）にコートを抱えて有楽町線へと階段を急いで降りるのでした。
このブログからは伝わらないかもしれませんけど、一応、忙しく働いているんですよ、私
訪問してくださるだけでも、ありがたいと感じております。
読んでくださっている方、誠にありがとうございます。
月曜日が始まります。前へ進むしかありません