不安・絶望を語り尽くしたら自然に希望を語りだす | 母の立場の医学部受験記(浪人・再受験・現役・反抗期)

母の立場の医学部受験記(浪人・再受験・現役・反抗期)

1番目の子は大手予備校一浪で国公立。2番目の子は現役で国公立。3番目の子は反抗期の末、大手予備校→理系学部入学→休学し私立医学部専門予備校→再受験 で3人とも医学部へ進学しました。
大学入試センター試験と相性が悪いし、反抗期はすさまじいしのトホホな体験談です。

お久しぶりです。


子供たちのところに巡回指導(?)に行ってきました。


すでに社会人となっている子供にも会ってきまして。


散々いろいろあったわけですが、こんな日が来るなんて

いやー、まったく信じられまへん。



それにしても日本列島暑いわー


子供たちはそれぞれ今もって人間関係や仕事のことや勉強や・・・


一番下のCなんかは「ちっともモテない」←などの悩みを持っているようでした。


こうなったら母親の役割は、「ふむふむ」とか「ほお~」とか聞き役に徹し、

子供がエネルギーを得てそれぞれのところに帰っていく・・・


そんな バキュームカー のような 役割をすることでしょうか。



こんなことをカウンセラーから聞いたことがあります。


「人は 絶望を語りつくすと、自然と希望を語り出します。


人間は、自分が語った希望によって癒されます。」

「絶望や不安は語り尽くすまで語ると、

おのずと自然に希望を口にする」と言うのです。


ここで下手に口を出すと拒絶されます。
特に思春期や反抗期は。



「語り尽くす」まで、ただただ忍耐強く、聞ききる…


言っていることを否定せず、話の横取りをせず、
沈黙には沈黙で、心に焦点をあてて、心に寄り添う。


息を吐ききった時、次に自然に大きく息を吸うように

(そりゃそうだ、息が苦しくなるわけで)


不安や絶望を語り尽くすと、おのずと希望を口にするようになるというのです。


そして、誰かから言われたことでは行動は変容しないのだそうです。

自ら考え、決心したことでのみ、行動の変容は生まれるのです。


親の役割とは、安心して絶望や不安を語りつくすことのできる存在であること。


・・・・・・・ということでした。


秋葉原事件やAKB襲撃事件を引き起こしてしまった若者が、

もし、安心して不安や時には怒りや沈黙を吐ききることができていたら・・・


私もそうでしたが、子供が絶望や不安を口にしたり、

親に刃物のような言葉や行動を投げつけて来たり

当事者の親であれば、受け止めるなんてとてもできません。


子供の言動に一喜一憂してオロオロするばかりでした。


だからこそあえて言います。


子供が安心してぶつけることのできる親であれ。


サンドバックよー

痛いのよー

忍耐なのよー


でもそれが一番効果的で唯一の方法のようで。


子供の巡回指導中、出会った方がいまして、

やはり同じような状況で悩んでおられました。


子供に当たられ、つらいと。


「子供さんは安心してお父さんにぶつけることができるのですね。

お父さんは当たられてお辛いでしょうが、

お父さんにぶつけることができること。

素晴らしいことですよ。」とお伝えさせていただきました。


ちょっとしたこのからくりを知っている者が

当事者の親御さんを慰め励ますこと。


それだけで、親御さんは力を得て

「サンドバックになり切る勇気」が湧いてくるのかもしれません。



汗ダラダラでやせると思ったら、

水分がぶ飲みしてちっともやせなかった巡回指導でした。


「巡回指導」なんて聞こえがいいけど

結局お小遣いをわずかながら置いてきたのよねドクロ


そうでもしなきゃ、母親が一人暮らしの子供のところにいくなんて、

うざいといわれるだけなもんで。


結局私は子供たちの不安を吸い取るバキュームカーで

お金置いてくる担当なのよ。


「都合のいい女」叫び