浅野中学にカンニングで入れなかった話 | 辛くない医学部受験と英語

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メディカル系指導という教室を運営するプーさん先生のブログ

こんにちは、プーさん先生です。

ご訪問ありがとうございます。

 

自分の昔話をしようと思います。

 

私は中学受験をしていまして、小学校4年から今はなきしどう会という塾に通っていました。

そこは当時武蔵中の進学実績が高いことで有名で、

また、先生が全員あだ名で呼ばれていたのも特徴でした。

 

そんなところで、楽しく勉強をし、楽しく詰め込まれた結果、

やりたい勉強しかしない子に育ちましたが、

その分、好きな国語はとてもできるようになりましたし、

苦手な算数もそこそこはできるようになりました。

 

でも、問題なのは穴の大きさです。

難しい問題ができる一方、普通の子ができる問題を落としたりします。

ここがのびのび勉強の悪い所ですね。

今ならわかりますが…

 

その悪い所を克服できないまま本番に入ります。

 

1月の受験校はどこも受けず、2月1日から、芝・栄光・浅野と受けていきました。

初日の芝が一番偏差値は低かったのですが、高得点を取らねばならず、

得意の国語もそれほど取れた気がしないということで、結果はお察し…

2日目の栄光はそもそもチャレンジ校。算数で手ごたえが無くはなかったものの、

やはり残念。

3日目の浅野。ここで今までにないほど問題が解けました。

驚くほどスラスラと進むペン。

 

おぉお!これ、受かったぞ俺!!

 

これまでの受験の感覚から、受験中に手ごたえを感じまくっていました。

苦手の算数で満点の確信がありましたし、国語は点数を落とす気がしませんでした。

理科もわからない問題がありませんでした。

 

これ、受かったぁ!!

 

喜びに満ち溢れる自分。やったあ!社会で普通に点取れば受かるぅぅ!!

すでに頭の中は今試験を受けている校舎に通える喜びで一杯です。

 

そして社会。

 

これもわかります。やったあ!受かったあ!

 

しかし、一問、ちょっと迷う問題が。

あれ?これ、なんだっけ…たしか…あれだった気がする…

んー…

 

あ、前の子も同じ回答してる、うん、そうそう、そうだよね。

うん、そう合ってる大丈夫

 

うんうん。そうそう…

 

と、前の子の回答を見て、安心する僕。

 

もう精神状態が普通じゃありません。

 

堂々とカンニングしてました

 

試験が終わった後、試験監督の方が

 

「あー、やったものはわかっていると思うが、この中にカンニングをしたものがいる。

 そのものの点数は無いので、理解しておくように」

 

と告知がありました。

僕は内心

 

そんなカンニングした奴いんの?笑

カンニングしなくても余裕でしょこの問題笑

 

と思っていました。

 

バカです

 

その足で塾に行き、回答の採点をしてもらいながら、

 

「うん、この点数なら受かっていると思う」

 

と太鼓判を押され、翌朝合格発表を見に行くと

 

落ちてました。

 

まあそうだよね、うん。実は告知されたときにうすうす感じてたんだ。

知らないフリしてただけだから…

 

あの時、自分の足元に穴が開いた感覚というのを理解しました。

 

と、その後日程が後半の法政二中を受けて受かるものの、

「校舎のトイレが汚いからヤダ」とふざけた理由で蹴り、

公立中に進学しました。

 

そして公立中でふざけた態度を取りまくり、テストの点数は毎回ほぼ満点なのに、

5が無いどころか2をもらいまくる生徒が誕生します。

高校受験の話はまた後日…