メタボリックシンドロームとリシュルート | 塾生150メールマガジンバックナンバー

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4年生のカリキュラムの暇さに驚愕している今日この頃です。今日は朝から4月から始まる研究室のガイダンスに行ってみた。なかなか面白そうな感じだったので以下メモ

※基本データ
40代男性、慶應義塾大学医学部卒後、ボストン大学等を経て、慶應義塾大学医学部医化学教室准教授、専門は糖尿病、肥満などのメタボリックシンドローム

2年前くらいから信濃町に来た先生で、歩き方や喋り方がなんか面白くて憎めない先生。自主学習の案内の冊子には「週4以上拘束」と表記してあったところを、直接交渉してみると「週1、2程度でもいいよ」とあっさり了承してくれた先生(じゃあそう書けよw)。専門はメタボリックシンドロームの研究のはずなのに先生自身が典型的なメタボ体型(まずは自分の体しっかりしとけよw)、とツッコミどころ満載な先生なのだけど、ガイダンスを聞いているとなかなか興味が沸いてきて面白い研究室になりそうだった。以下メモ

・糖尿病において、血糖値が高い→健康に悪いという論理の医学的な根拠は実はよくわかっていない。
・糖尿病による二次疾患(死因)は動脈硬化による脳梗塞、心筋梗塞が多い。しかしそのメカニズム(どうして高血糖→動脈硬化?)はよくわかっていない
・糖尿病の治療にはインシュリン投与が有効とされているが、インシュリンは増殖因子(ガン細胞に高く発現)と似た働きを持つことがわかっており、インシュリンの大量投与による悪影響の可能性がある。
・またそもそも血糖値を下げること→健康によいという論理も実は医学的にはよくわかっていない
・インシュリン感受性を高める因子の重要性、メタボローム解析による発見が期待される。生理学的意義、創薬への応用など

・肥満において、運動する→脂肪を消費する→痩せるという論理は常識となっているが、実は根本的には正確ではないかも知れない
・最近の研究で、高脂肪マウスに刺激を与え筋肉肥大させると、なんと運動しないのに体脂肪率が下がることがわかった!→筋細胞から脂肪を分解・消費を促進する因子が出ている可能性
・運動するから痩せるのではなく、筋肉が増えるから痩せるのではないか(そのための手段の一つとしての運動)

・医化学教室が一部工事中なので実習はどうするか
・夏にカナダや北京から留学生が来る予定なので一緒にディスカッションなどに参加しほしい
・末松教授(医学部長)のCEOプログラムにて海外から研究者や留学生を招いてシンポジウムをやる予定なので一緒に参加してほしい(ノーベル生理学・医学賞受賞の方も来るとか来ないとか)
・イベントレポートの形式で単位にしてもいいし、メタボローム解析の実験を一緒にやってみるのもいい→結局臨機応変で決めることに

というガイダンスを聞いて、この先生やっぱり面白いなあと思った。そもそも行動も少し変なのもあるけど、血糖値が高いのは不健康、痩せるためには運動しなくてはならない、という「常識」に対して、糖尿病で血糖値が高いことがそもそもどうして悪いのかとか、痩せるためには本当に運動することが必要なのか、など根本的な問いを発してそれを研究している。まさに「常識を疑え」ということなのだろう。無駄に海外に人脈があるのも不思議なところ。デブでもメタボでも大丈夫!と自分を養護しているようにも聞こえなくもないけど(笑)

ガイダンスでは、まずはメタボの知識を身に付けるため(医化学はもうほとんど忘れたw)メタボに関する論文を読むということになった。夏のイベントで海外の学生とせめて対等にディスカッションできるレベルに、日本の医学教育のレベルを疑われないためにも頑張らなければ!これは相当キャラ違いな展開になったようで、しかも相方はぺーじゅんってゆう(笑)日本オワター\(^o^)/ってならないためにも頑張らなければ!

さてその後は本日入学式の新入生を勧誘しに日吉へ!新入生に若い元気をもらいながら順調に新歓やってます。リシュルート2008にいがけそ君のインタビュー記事が載っているのでよかったら観てもらえると嬉しいです☆