中国から日本帰国中。
今から重い話しますので、苦手な方はどうぞスルーして下さい!
父の肝臓がん闘病記#03手術前の検査諸々
脳梗塞(2回)、糖尿病、肝硬変、高血圧、心房細動(心房カテーテルアブレーション)、等など病歴諸々。父のかかりつけA病院には、もう十数年通い続けている。昨年(2023年)末、A病院の検査で肝臓がん発覚。悪性腫瘍は2つ見つかり、1つは胆管近くの高難易度の位置。
A病院に全く信用のないR-pandaは頑固な父を説得して、紹介状を書いてもらい「肝臓がん手術実績件数が多く、名医がいる」C病院へ。C病院は私自身がA病院に紹介状を書いてもらいこの数年通い続けている規模の大きな病院。父の【肝臓がん】A病院の担当医には「早期発見で、敢えて言うなら“ステージ1”」と言われて安心していたら、C病院の担当名医には、「“ステージ1”なんてとんでもない!画像を見る限り“ステージ3”です。」とまさかの展開!父は担当医の指示に従い、1月25日から手術迄の期間“断酒生活”を開始。C病院で手術前のMRI、CT等の諸々検査、説明を受け、2月20日に手術予定。初めての癌に落ち込む父だったが、前向きにガンと闘う【父の闘病記】もし誰かの為になれれば幸い、記録の為に此処に残したいと思う。
当ブログの本筋からはズレますが、どうかお付き合い下さい。
2024年1月24日(水)
2024年1月31日(水)
この日は初めてR-panda付き添いで病院Cへ。
この日のことは、前の記事で書きましたが。。。
朝10時頃からスタート予定だったので、余裕を持って
9時過ぎに病院へ到着して、、、
1つ目の検査が45分も掛かるとは思わなかったから、
早めに行って正解‼︎
❶核医学検査
微量の放射線を出す放射性医薬品を体内に投与し、
放射性医薬品が臓器や体内組織などに集まる様子を画像化する画像診断の一つ。
核医学検査の特徴は、血流や代謝などの機能変化を画像情報として反映できること。
CT検査やMRI検査では臓器や病変の形や位置、大きさといった形態情報と
呼ばれるものを主に評価しています。
これに対して、核医学検査は機能情報と呼ばれる臓器や組織の機能 (動き、働き具合)や
代謝状態を評価することができます。
外の待合室から見ていたら、何をしているのか分からなかったけど、
チラチラ父が見えたり見えなくなったり…
❷循環器内科(初診)
手術前の心臓の状況を確認。前日の心電図・エコー検査の結果を。特に異常なし。
❸肝臓外科の問診
初回同伴した母から話は聞いていたけど、手術を担当して下さる肝臓外科の担当医Z先生はなかなか凄腕そうな60代くらい?のドクター。
前日受けたMRI検査を始め、これまで受けた検査の結果を見ながら、先生から手術に向けての説明。ちゃんとお酒を控えられているかの確認。父は前回の診察日の翌日から“断酒生活”を始めていることを報告。先生に褒められて嬉しそうな父。←完全に褒めて伸びる子
コチラも色々と質問。
MRI検査の画像を見ながら、丁寧に説明してくれた。
私が「前回いただいた“腹腔鏡手術”についての資料に書いてたみたいなんですけど、肝臓がんの手術時に“ついでに”胆嚢も取って貰えるんですか?」って質問したんです。…というのも、私が2020年にA病院で胆嚢摘出術した時に病室の同室の女性が「癌の手術のついでに胆嚢も取ってもらうの〜」って言ってたのを聞いて、なんだかお得だなぁ〜なんて思って聞いてたから、度々痛みが出る胆石持ちの父にも「一緒に取って貰えばええねん!」って言ってたんです。でも「その部位の画像が撮れてない」なんて言われたらどうにもならないので、MRI検査の前に言っておくべきだったと思ったりもしたんですが、そこは問題なかったようです。
そしたら、Z先生は少し不機嫌そうに「“ついで”ではないですけどね。胆嚢も取ります。」と言ったので、ヤバっ‼︎“ついでに”という言い方はカチンとくるのかな?と察した私はすぐに「あ、すみません。父は胆石も度々症状が出ていたので、“一緒に”胆嚢も取っていただけると助かります。」と言い直した。(笑)
…というワケで、胆嚢も摘出してもらえることになった。
ポイント肝臓がんの腹腔鏡手術時、胆石がある場合は胆嚢摘出術も同時にお願い出来る!
❹リハビリ研修
手術前の体力測定、手術後のリハビリ内容の説明。
20年以上前に2度発症した脳梗塞の後遺症は今でも多少残っていて、呂律が回りにくいとか、右手の握力が弱かったり、右足も動きが鈍かったりするみたい。
父の場合「肝臓がん」の手術は、切開する開腹手術ではなく腹腔鏡手術(小さな穴を数箇所開けて手術に必要な機具を挿れて手術する)なので、身体への負担は少しはマシなはずだが、ある程度術後の負担はあるので、アドバイスを貰ったりしたみたい。
❶血液検査
肝硬変でも通院しているA病院の消化器内科でクレアチニン、尿素窒素(BUN)の数値が高く、腎臓の機能が低下していると、キツめの薬を一週間飲んでみて様子を見ることになったんやけど、改善が見られなかったので、こんな状況で肝臓がんの手術をするのは勧められないと、サジを投げられ…紹介状を書くと言いながらまさかの放ったらかし!
(2/19現時点で何も連絡なし。)
どいつもこいつも…あんなクソA病院には絶対戻させたくないわ〜‼︎
とにかく、最新の状況を確認する為、最終の血液検査が急遽追加されていた。
結果が出るまで30〜60分かかるので、先に受けておく。
❷術前麻酔クリニック
手術時の麻酔に関する説明動画を観て、麻酔医師から説明・質問を受けて、同意書にサインする手術前のお決まりの流れ。
❸歯科レントゲン
歯科で診察する前に受けておかなければならない。
予想外に1時間も待たされた。
父は15時からCT検査なので、12時以降絶食…なんですが、お昼ごはんを食べるタイミングがまたもやなく、、、この無駄な待ち時間にお昼ごはんを食べておきたいところだが、歯のレントゲンに歯科チェック…となると、このタイミングで食べるのはちょっと無理。。。
❹歯科診察
手術前に歯の状況をチェック。
歯は何も異常なし。
CT検査の都合で12時以降絶食…ということだったけど、食事のタイミングがここしかないので、歯科検診終わったのが12:20やったけど、母の作ってくれたミニおむすび数個と卵焼き、ウィンナーを父に急いで食べさせる。
❺CT前に点滴(90分)
父の場合、腎臓の数値も良くない為、造影剤を使う検査の場合、点滴が必要になる。前回、MRI検査の時も3時間程点滴を打って帰って来た。
【ハルトマン輸液PH8】(500ml)点滴が90分×CT検査の前後2回ということで、私は食事に抜けるが、肝臓外科医の担当医から話があると30分もしない内に呼び出された。
❻肝臓外科の問診
点滴が90分のはずが、呼び出されて何事かと思ったら、父は点滴をしたまま私と一緒に診察室へ。診察室に入ると、担当医Z先生は手術中とかでおらず、代わりに少し若い先生が手術に関する詳しい説明を図を描いて、とても分かり易くして下さった。
父の場合、2ヶ所悪性腫瘍が見つかったのだが、1ヶ所は難易度低めの外側(肝臓の6〜7%切除予定)、もう1ヶ所が難易度高めで、胆管のすぐ側にあるので、そこを切除するの自体が結構難しいらしい。(約7〜8%切除予定)全体で15%くらい切除する予定とのこと。
なんでそんなとこに…っていう繊細な位置にあるから、術後の“胆汁漏”が心配だと言われたら、こちらはもっと心配だ。
あと、父の場合、糖尿病から腎機能低下、肝機能低下、血小板減少(止血し難い)…と派生して悪影響が出ていて、何をするにも障害があります。一般的には簡単なことが簡単なことではありません。
例えば麻酔に関しても、普通の人なら全身麻酔と腰に打つ麻酔両方やるそうなんですが、父の場合、腎機能の具合次第で全身麻酔だけでやることになるかもと言われました。
ただ、A病院の消化器内科でクレアチニン、尿素窒素(BUN)の数値が高く、腎臓の機能が低下しているから手術なんて無理‼︎なんてことはないと、数値的にはもっと酷い患者さんもコチラには結構いらっしゃるとのことで、(安心したらあかんけど)少し安堵感。
糖尿病によるそういった諸々悪影響が原因で死亡率もグンと上がるとも聞き不安ですが、家族は励ますくらいしか出来ません。
そんな状況なのに父は「術後は酒を呑めるようになりますか?」と先生に質問していました。呑兵衛に塗る薬なし!
❾CT後の点滴(90分)
点滴室に戻り、点滴後半戦【ハルトマン輸液PH8】(500ml)点滴が90分をしながら、他の階の最後の項目へ。
➓入院前支援(入院に関する説明)
家族構成、住居形態の確認(一軒家かマンションか?階段の有無、段数、手すりの有無等)
退院後の住まい環境など確認して、データ化していました。