サンヨー食品はインスタント麺業界では四位と、決して王者とは言えない立場です。




しかしながらサッポロ一番シリーズは袋麺市場では常にトップ10に入るほどの人気です。



サンヨー食品がインスタント麺市場に参入したときには、すでに日清食品、明星食品、エースコックでシェアの大部分を占有していました。



そんな中で参入しても敵わないでしょうが、サンヨー食品はインスタント麺で初の塩ラーメンを販売しています。


その人気は凄くて、製造が追いつかないどころではなく、問屋が工場まで乗り込んできて、仕入れようとするくらいだったそうです。



その後はカップ麺も販売しますが、カップヌードルの後塵をきっしたことで、カップ麺市場では袋麺市場ほどの活躍が出来ず、今に至ります。




ではなぜカップ麺市場ではトップ10に入れないサンヨー食品が、袋麺ではトップ10入り、タイミング次第ではトップ3独占出来てしまうのか。



カップ麺は食べる状況が色々で、家庭以外でも食べられることが多いです。


袋麺は一手間かける必要がある為、家庭で食べられることが殆どです。


そこがポイントで他の袋麺はスープと麺だけで完成となる商品に対して、サンヨー食品のサッポロ一番シリーズは野菜などの具を足すことで完成するように開発されています。


これは難しい。


人によってどんな具を入れるかは千差万別。


その具を入れて完成するようにというのは、かなり難しいことです。


それでもメジャーな具材を入れても美味しくなるように計算された結果、袋麺では常に高い人気を保っているわけです。




まぁ自分はどの袋麺でも何かをプラスしますし、何ならカップ麺でも刻みネギとかをプラスしたりしますけどね。