マキタは電動工具で世界シェア3位の企業です。
マキタは電動工具等の手持ち工具から今では掃除機等も販売しています。
まぁ業務用品しか営業してこなかったので、家電量販店で見かけることはないでしょう。
このマキタは国内シェアでは実に50%にも及び、国内市場はもう飽和状態なので、これ以上のシェアを落とすことも増やすことも難しい状況です。
そんなマキタは売上の殆どを世界で稼いでおり、海外で売れるものを作った派生で、国内製品も販売していると言えるくらい、海外に力を入れています。
電動工具はマキタとボッシュでワンツーでしたが、今では2社とも追い抜かれてしまいました。
ボッシュはドイツのメーカーで、今の世界一はアメリカのメーカーです。
買収とアメリカでのシェア拡大によって、今では世界一に。
やっぱりアメリカ市場を征する企業が世界を征するようです。
このように業績を伸ばしている企業はどの業界でも、海外進出で成功している企業です。
例えば一時期アジア進出に多額の資金をかけていたイオンは、コロナで一気にペースを落としてしまったが為に、国内でのシェア一位確保に金をかけており、そのせいで、業績は微増です。
逆に祖業のイトーヨーカドーで荒れるセブン&アイは、セブンイレブンの海外展開を緩めていない為、業績好調です。
ホンダなんて2輪事業の主力は東南アジアとインドで所得が高くない国がメインですが、世界シェア一位で、営業利益率でも世界一です。
(なお、世界2位はホンダどの合弁で誕生したインドのバイクメーカー)
海外進出で成功している企業は現地通貨価格でも好調で、やはり適度な物価上昇と人件費上昇といういいインフレが働いているからでしょう。
日本みたい物価上昇しているから、中身を減らして価格をキープなんてことをする国は少ないらしくて、特に食料品は価格にシビアなのに、日本よりも価格が上がっても売れるようです。
とはいえ、海外進出は国毎、大きな国だと地域毎に商習慣が異なるので、そういうところでしっかり郷に入らないと行けないので、そういうところでコンサルに頼るのもいいのかもしれませんね。