電子書籍は購入や保管で便利だし、ポイント付与率も高いので、実質負担では新刊ならば紙よりも安いというメリットが多いです。




しかし、使っていくとデメリットが目立ってきます。


それは端末のスペックの低さ、画面焼付き、容量不足です。



端末のスペックが低いので、本を読むという行為だけならば問題ないのですが、本の整理をするときにはタップ→待つ→処理される→待つ→画面更新、となっており、フラストレーションが溜まってしまいます。



画面の焼付きは再起動で回復したりするのですが、前に見たページのデータがうっすらと残っていたりして見づらいときがあります。


ノベルでは発生しないので、漫画のようなデータ量の多い本はスペックの低さか、システムバグかで処理しきれていないと思われます。



容量不足は致命的です。


Kindleもkoboも最大容量は16GBしかありません。


漫画はページ数等によって大きく変動しますが、概ね90MB以下です。


なので、漫画を買うとなると170冊程度が限界です。


人気漫画なら20巻以上あります。


すると、入れておける漫画は多くても8種類となると、気分によって読む本を変えるのに不便です。


特に連載中ならばそのシリーズを削除することはなく、そうなると、漫画好きの人ほど使い勝手が悪くなります。



ノベル等の絵がない本しか買わないならば、8GBでも十分なのですが、漫画や雑誌を買う人には16GBでは足りません。


32GBも出してほしいところです。


HDDのサイズは変わらないので、32GBを搭載することが出来るはずです。



Amazon等は容量不足の人はクラウドに保存しておき、読みたいときにDLしようと提案していますが、スペックが低いので、クラウドを探したり、DLに時間がかかります。


wifi版でこれなので、3G版は同等か更に遅いかもしれません。


そもそも電子書籍はアメリカから広まったので、漫画や雑誌を読むというのではなく?か、ノベル等の文字のみの本を読むというのが基本コンセプトなので、どうしても漫画には不向きです。


実際、漫画でなければ3G回線でも十分でしょう。




KindleはAmazonのもので、Amazonはアメリカ市場を最重視しているので、漫画対応に後進的なのはまだわかりますが、koboは楽天であり、楽天ならば日本市場を最重視しているので、日本で需要の高い漫画に対応させていくべきではないでしょうか。



まぁ電子書籍は他社のほうが端末の使い勝手よくても、乗り換えたら買い直しになるので、競合から客を奪えないから、他のような競争が起きないのかも。




自分はKindle端末を使っていますが、Kindleの端末も色々ありますね。


どれがいいのか。


まず、漫画を読む人は必ず16GBにしましょう。


家庭にwifiがあるならば3Gは不要です。


スマホのデータ容量に余裕があるならば、テザリングでもいいです。



オアシスやペーパーホワイトは防水機能がありますが、防水機能が保持されるのら1年くらいと思っておきましょう。


昔、スマホを修理していましたが、防水機能があるスマホも分解したら、内部が腐食していて全交換なんてのはよくありました。


内部基盤が腐食していると、充電中に発熱したり、最悪発火も起きます。


なのでお風呂で読書したいといっても1年しか出来ないと思っているといいでしょう。



高い端末ほど画面の明るさ調整機能があり、読みやすいです。


スマホの画面をやたら明るくしすぎている人は自動調整機能があるオアシス一択になりますが、日頃からスマホ等の画面を明るくしすぎないように気をつけている人は無印のKindleで十分です。



画面サイズは色々ありますが、漫画を1ページずつ読むのなら一番小さい無印でも問題ありません。


単行本サイズですので。


ただ漫画だと見開き表現もあり、そういうのは当然見辛いので、それも見たいならスクライブ一択になるでしょう。




ちなみに最初に掲げた三つのデメリットはタブレットでKindleアプリをDLして読めば解決するので、今のKindleの限界が来たら、タブレットにするかもしれせん。


今のタブレットは基本機能でブルーライトカットがありますし、価格差もなくなって、重量にさえ目を瞑れば代用できそうです。