戦争は避けなければいけない政治手法としては最終手段ですが、反面技術促進という点ではかなり大きいのも事実です。




ウクライナでの戦場でドローンが多用されていますが、オーストラリア製の段ボール製ドローンの活躍がニュースになると、世界のドローン業界を沸かせました。



段ボール製ドローンは業界では知っている人がいましたが、段ボール製って玩具でしょ笑笑、と、高性能、高価格、高積載量化が進む日本や中国、アメリカのドローン開発では注目されていなかったようです。


しかし、とても安価で2kgという重量積んでを120kmキロ飛べることを実戦で証明したことで、これって凄い優秀なのでは?と気付きました。


2kgというと積載量としてはかなり少ないですが、例えば離島への医薬品輸送ならこれでも充分です。


改良すれば5kgくらいまで積めそうな気もします。



片道60kmも飛べれば離島輸送に充分だし、何より半額どころじゃない低価格なので、まさに離島や僻地での小荷物や郵便物輸送としては、採算が取れるようになるのでは?と思えるくらい安価です。 



耐久性や天候への耐性は金属製に劣るかもしれませんが、そもそもドローンの多くは強風には弱いです。


ワックス塗布済段ボールがどの程度の雨量に耐えられるか次第では、これに代替して僻地輸送の実用試験を行ってもいいレベルかもしれません。


安価だから戦場では使い捨てになっていますが、民生利用としては再使用出来ます。


金属製はメンテナンスが必要となりますが、段ボール製はメンテナンスが必要なタイミングは交換ということになり、バッテリーやモーターといった金属部分のみ載せ替えとすれば、故障時の対応やニコイチしやすいのかな。




個人で使うレベルは、メディアも使っているようなプロペラタイプで、低速低高度安価なので充分なままですが、高速高硬度を求められるドローンとなると、次世代は段ボールで決まりなのかな。