昨日、書いたように先日関東へ行ってきました。




とある人のお手伝いと親の墓参りでした。


その人は元経営者で、今は子供に会社を渡しています。


会社も中小企業で、地元以外での知名度はほぼありません。



経営から退いてはいますが、相談役として籍を残すことで、社宅として一室を借りて住んでいるそうです。


金持っているし、家賃が会社の経費ならもう後は自由気ままに過ごせるわけですよ。


と思いきや、何かしていないと嫌だという人。

もう70代で引退したのに、新しい事業を始めていました。



それが不動産オーナー、大家さんです。


一般の最近手を出す人が多いマンション投資と異なるのは、マンションではないということ。


コロナ禍で空室率が高くなった雑居ビルのワンフロアを買い上げたそうです。


それを企業に貸す。



関東で特急も止まる主要駅から徒歩10分。

物件自体は古いですが、リノベーションして、室内はオール電化だったり、トイレは自動照明だったりとなかなかにいい配慮がされていました。


コロナ禍で空室率が高かったこともあり、相場の3割安い価格で買ったそうです。


しかもキャッシュ!


金額はわかりませんが、やっぱり金持ちや。



すでに2フロアとも契約済みらしく、1フロアはすでに入居済。


中はリノベーションしたとはいえ、表は古い雑居ビルの佇まいなのに、即契約完了するのは凄いですね。


不動産屋にも知り合いがいるのかな?



高齢になったから、車を買い替えて急発進抑制や衝突検知ブレーキとかがついたのにしたそうです。


本人も高齢で注意力が落ちているのは自覚しているようで、類を見ないほどの安全運転でした。


ただ40キロしか出さないので、追い越し禁止の道路では煽られそうだなとは思いましたね。




夕食に一人5500円のお寿司を奢ってくれたりもしたのですが、金持ちは違うなと感じたのは食事の後です。

どうやら自分を送ってはくれないようで、タクシーを手配するようにお店の人に話していました。

そしてタクシーに乗って帰るときに、その人は運転手に金額を聞いてにせん…三千円は行かないですね、と言われると、運転手に三千円渡したのです。

釣りはそのまま貰って。


まぁ迎車料金も入れると500円も残らなかったのですが、金を自分ではなく運転手に渡すときの自然な動きや釣りはいらねえぜ、ということをさらっと出来ることに、圧倒的な差を感じました。