こんなDVD観ました特別編素人野郎の3D紹介 第三回 ファイナル・デッドサーキット | 伊賀栗の狂人日記

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※タイトル修正しました(4/23)


2009年12月のクリスマスシーズン映画界を揺るがす大事件が起こった。
アバターの公開だ。
かつてあった3D技術を当時最高峰のクオリティーで進化させ我々観客を驚愕させ圧巻させた。(ストーリーは置いといて)その後始まった3D映画ブームは勿論ご存知だろう。2009年のクリスマスは映画史をアバター以前とアバター以降と見事に分断された。
しかしこの12月の前にアバターから先取りして3D映画が二本公開されたのはご存知だろうか?
今回は前後編で特別企画
"アバター以前の3Dホラー特集"
を更新していく。


記念すべき前編に紹介するのは
ファイナル・デッドサーキット3Dだ



飛び出死、注意ってシリーズで一番キマッてるのキャッチコピーだと思う

みんな大好き人体破損当たり前どうあがいても最期は無様に死ぬ大人気シリーズファイナル・デスティネーション(FDシリーズ)の4作目は3D映画として製作された。
監督はFDシリーズ2作目のデッドコースターにスネークフライトやセルラーを手掛け後に同じく貴重な3Dサメ映画であるシャーク・ナイトを手掛けることになるデヴィッド・リチャード・エリス監督だ。

超大作の第二班監督として活躍し数々の良作を創りあげていった大好きな監督の1人だ。



キャメロンが3D映画を作ってると聞いてニューラインが流れに乗っかるように「よし!FDシリーズ最新作は3Dで作るぞ!血とか肉片をスクリーンからぶっ飛ばして観客に浴びせてやろう!」と意気込んで作られたのかもしれないのが今作だ。
本国ではサマーシーズンの8月に公開され我が国日本ではハロウィンシーズンの10月に公開。
3Dがバカウケしたおかげでシリーズ史上最大の大ヒット作となった。
なお日本ではクソみたいなタレント吹き替えで本編が崩壊したのは言うまでもないだろう
でもはるな愛(けんじまるだし)の吹き替えだけは許す


当時小学生だった俺にとって映倫という壁は本当にキツいものだった。そりゃグロくてR15だってのは分かってたけどやっぱ観たいもんは観たかった。その後3D版が販売されるも昔懐かしいアナグリフ式(赤青のやつ)の3Dだった。(本国でもアナグリフタイプと3Dブルーレイ版両方が出た)
時は流れに流れて11年後の先月の事。
遂に今作の3Dブルーレイ版を購入した。
今作の3Dブルーレイ版はどの国のバージョンでも5000円超えてるのが当たり前で入手するのに本当何年費やしたかと思えば劇場公開から11年この時をずっと待っていた。
コロナの中無事に郵送で届いたのはついこの間。
遂に今作の3Dをお披露目することになったのである・・・


ファイナル・デッドサーキット
3D


★×1.5
演出は楽しいけどズレが酷い


まず、楽しい3Dであるのには変わりないというのは言っておきたい。人の肉片やいろんな破片に血飛沫にいろんな物が画面を突き破ってくる3D演出はめっちゃ楽しい。
しかし肝心の前面に飛び出す演出でズレが酷いとはなんたる事だ。

3Dが前面に飛び出す演出は飛び出す対象に視差をかけてメガネをかけて観るとその対象が手に触れられるような距離にあるように仕上がってる事で演出として立派な機能を果たすが今作は違った。
視差をかけたものの対象物が2個あるように見えてしまっている。簡単に表現すると左右に別々の物体が存在してるかのように錯覚して目にキツい演出になっていた。
問題の場面の一つであるコインのシーン

この場面はコインの視差が広がりすぎててコインが2個あるように見えてしまった。恐らく3Dの感度を弄り間違えたせいかもしれないが初っ端であるサーキットのシーンでもこれと同様な現象が起こっている。他にも時々目に違和感を覚えるカットがあったり色々とマイナスな所も見受けられるがやはり楽しい演出が多い。
肉片は飛び出すし予知夢の3Dとか問題となる点を除けば今作の3Dはかなり楽しい代物になっている。しかし今作の7ヶ月前に公開された"アレ"と比べてしまうとあったのがいいかなと思ってしまう。

3Dには難ありだが時代を感じる楽しい飛び出しを体験したい方にはオススメの一本だが、
高価で販売されるのも当たり前だったり売り切れしてるのが当たり前のため入手が難しい。

本当に物好きが買ってるのか分からないがもし手に入れる機会があればそこそこオススメしよう。
(懐かしい記憶に浸りたい方にもオススメだが海外盤のため日本語は全く入ってない)


次回紹介する作品でレビュー内で前述したアレとは今作の事だ



先にネタバレするとデッドサーキットより3Dは優れている大変最高な3Dホラーの一つである、





ではまた今度m(__)m