南海高野線で山の中を走っていると、突然立派な構造物が出てきました
そして、大きな駅に到着します
ここが林間田園都市駅で、複線化の際に新設され、同時に宅地開発もされて、今では一部の急行や区間急行が折り返し、特急も停まるようになりました
林間田園都市を過ぎて、次の御幸辻を出たところで、進行方向右側に線路が増えてきます
これが小原田車庫で、高野山へ行くズームカーや、高野線の電車が休んでいます
中には6000系の姿もありました
なんばから対向列車や追い越す電車を注意深く見ていましたが、6000系を見掛けたのは、金剛辺りでそれらしき電車とすれ違った以外はこの車庫に停まっている電車だけでした
少し前までは高野線に乗ればかなりの確率で遭遇していたのに、とうとう風前の灯火になっています
今日は本当に運が良かった
しかし、やはりみんな引退を惜しむのか、来年の南海電鉄のカレンダーは6000系が表紙のようです
ちなみに、南海高野線では来年度中には引退しますが、静岡県の大井川鐵道にすでに2両編成が1本譲渡されているので、まだ完全に見れなくなるわけではありません
大井川鐵道では姿はそのままで、しかも行き先表示幕は高野線時代と同じ字体にするという念の入れようです
大井川鐵道では先代のズームカーも走っているので、懐かしの高野線ツーショットが見れるわけです
さて、小原田車庫を過ぎると、JR和歌山線の線路が近づいてきて、終点の橋本に到着します
この橋本は、通勤型電車が来れる限界地点で、この先は急勾配と急カーブが連続していて、通常より4m短い17mで、ハイパワーのズームカーしか入れません
しかし、6000系が登場した頃はまだ三日市町までしか行けなかったので、当人もまさか橋本まで行けるようになるとは思ってなかったでしょう
以前は急行がなんばから高野山へ頻繁に直通していましたが、橋本まで線路改良が進んだので、車体が小さいズームカーでは大阪側の混雑に対応しづらいので、現在の急行は橋本で乗り換えるのがほとんどになっています
で、余ったズームカーはあまり混まない南海線の普通電車に使われていて、今日も新今宮で見掛けました
橋本に着いてすぐに高野山からのズームカーがやって来ました
このズームカーは乗客が降りた後、大阪方面に回送されました
代わりに別のズームカーがやって来て、これが高野下ゆきになるようです
このズームカーはさっき小原田車庫にいた電車ですねぇ
このズームカーは転換クロスシート車で、ズームカーでも最新型です
ここでとりあえず6000系とお別れして駅を出ます
この駅は改札は別ですが、駅舎はJRと共用のようです
JRの改札口越しにJR和歌山線の227系電車の奥に南海6000系の勇姿が見えます
つづく