すると、すぐにその踏切に出て来ました
踏切を渡り、そこから少し町工場が並ぶ細い道を歩くと、高架の道路に突き当たりました
これが国道43号線と阪神高速西大阪線の高架です
そこから線路際まで行くと、近くに駅が見えますが、駅舎は線路の反対側にあるようです
近くに線路を越える国道と高速道路の高架橋に張り付いた歩道橋があったので、それで越えようと思います
しかし、よく見ると、線路の反対側には降りる階段がなく、その先延々と木津川を渡っています
これで上がったら大正区まで行ってしまいます
ということで、結局先ほどの細い道を少し歩くと、線路際へ出る路地があり、その先には小さな踏切が木に隠れてポツンとありました
その踏切を超えると、薄気味悪い廃屋のような建物が出て来ました
その廃屋のような建物の正面へ廻ると、何とこれが駅舎でした
南海電車の木津川駅です
駅舎は庇(ひさし)の天井が剥がれていて、まさに廃駅みたいです
さすがのわたしも、夜にこんな化け物屋敷みたいな駅に来るのはためらいますねぇ
しかし、自動券売機や改札機は普通に稼働しておりました
すぐに構内踏切があり、汐見橋方面への本線の他に先が途切れた何本かの線路を越えます
どうやらかつてはこの駅で貨物を取り扱っていたんでしょうねぇ
ホームに上がると、柱には小さくトイレの案内がありました
駅舎の方を見てみると、その片隅に恐ろしく年代物のトイレがあります
中は・・・
男性が最小限の『仕事』をするのが精一杯のところでしたが、一応は水洗でした
例の如く本数が少ない都会のローカル線なので、これも久し振りに見た木製のベンチに座って電車を待ちます
づづく