心理カウンセラー・公認心理師の

栗林あや(いがぐりこ)です。

 


私が子供の頃、  
私の周りでは  
一人っ子は珍しい存在でした。


1980年代。

私の育った地域では、  
ほとんどの子供たちに  
兄弟姉妹がいて、  


一人っ子の私は  
普通ではないことのように  
感じていました。


この状況は、  
私にある種の劣等感を  
抱かせることになりました。


「一人っ子はかわいそうだ」

という  言葉を、
大人たちから  
たびたび聞くことがありました。


さらに、  
友達の中で自己主張すると  
「一人っ子だからワガママだ」とか  
「一人っ子だから我慢ができないのね」と  
言われて  


悔しい思いをすることも  
少なくありませんでした。


子供の私は

他の子供や大人たちから  
バカにされることがないよう、  
 

常に「ちゃんとしている子」を  
演じるようになりました。

いつも以上に頑張り、  
自分の感情を抑えて、

他人に合わせるようにしていたのです。  

 


それは自分自身を守るため、  
そして他人から受けるであろう  
批判や偏見から逃れるために、

幼い私が生み出した方法でした。



そして、母もまた、

他の大人たちから  


「もう一人産みなさいよ。  
あやちゃんが一人じゃ可哀想でしょ」

 

という  圧力を受けていました。


このような状況を

目の当たりにするたびに、  


私が原因で、母が困っていると感じて、  
強い罪悪感に駆られました。  

 


この感覚は子供心にも

重くのしかかって、
私の心を苦しめました。

「私が存在しているだけで、お母さんは苦しめられている」

 

そんなふうに、

30代後半になるまで

信じ込んでいたのです。
 

 

 

でも、時が経って、社会も変わりました。  

 


今思えば、

その頃抱いていた罪悪感に  
苦しむ必要なんて、

全くなかったのです。 

 

 
今では、

一人っ子であることに対する  
見方も大きく変わり、

 

もはや「めずらしい」「甘えっ子」と  
呼ばれるような扱いは

されなくなりました。  
 

 

それでも、あの時代に

私が感じていたような

感覚を抱えている人も

少なからずいるかもしれません。



私の経験から学んだことは、

他人の言葉に  振り回されることなく、

自分自身を大切に  
することが大事だということです。

 

 

  
他人の期待に応えようとして

自分を偽るのではなく、  

自分の感情や欲求を大切にして、  
自分らしくいること。

 

 

そして、時々は

過去の私のように

自分を守るためには

自分を偽ることがあっても良いこと。

 

 

この両方を認めたら、

人生が楽になりました。

 

 


一人っ子であろうが、兄弟がいようが、  
私たちはみんな、

自分自身を大切にして  
生きることができます。

 


自分の心に正直に。

 

自分のペースで  
人生を歩んでいくことが

何よりも大事なのだと思います。

 

 

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