心理カウンセラー・公認心理師の
栗林あや(いがぐりこ)です。
「やる気がない日に、目標を達成できずに、挫折してしまう」ってことがあると思うのですが、
そういう時って、そもそも目標の立て方がミスってるのです。
やる気がない日に目標を達成できずに、挫折してしまうのは、
最初に「絶好調の日なら達成できる目標」を掲げてしまっているからです。
私たちの日常は、まるで山と谷のように、良い日もあれば、そうでない日もあります。
前向きでポジティブな日もあれば、心がどんよりして何も手につかない日もあります。
だからこそ、「ポジティブな自分で達成できる目標」と、「ネガティブな自分でも達成できる目標」、両方の目標を考えて、
その間で、目標に幅を持たせておくことが必要なのす。
失敗する時によくあるのが、「絶好調の日に立てた高すぎる目標」に挫折して、結局、何も手に付けられなくなってしまうことです。
これは達成できなくて当たり前なので、それでやる気を削がれてしまうのは、ほんともったいないことです。
そこで、もう少し現実的で、かつ自分を励まし続けられる方法を考えてみるといいですよ。
例えば、最近、私は健康に気を使い始めました。
その時に設定した目標は、「毎日6000歩歩くこと」でした。
でもこれは、私が元気で、ポジティブな気持ちの時に達成できる目標です。
しかし毎日がそういう日ばかりではありません。
気持ちが下向いてしまう日もあります。
だからこそ、もう一つ、もっと手軽に、やる気がない日でもできる目標を設けておくのです。
それが「ウォーキングマシンに5分乗ること(または室内バイクに5分乗ること)」です。
これなら、どんなに忙しくても、気分が沈んでいても、実行できます。
つまり、「これができたら最高!」って目標と、「最低でもこれができたら合格!」って目標をを決めておくのです。
多くの人は、目標を「ポジティブで最高の自分の日」に合わせて設定します。
でもそれでは、「ネガティブで最低の自分の日」に対処できません。
私の経験から言うと、こうして「最高の目標」と「最低限の目標」の両方を設けて、幅をもたせておくことで、
自分を挫折から守りながら、確実に前進させることができます。
例えば、私が5分だけウォーキングマシンを使う日でも、それは私にとって「100点満点!」の日です。
それが達成できれば、その日はもう「成功した」と考えます。
そして、調子が良ければ6000歩を目指して、それが達成できたら、その日は「200点満点!」の特別な日となります。
こうすると、毎日に達成感を持てるし、挫折感を感じることがほとんどなくなります。
自分自身を「よくやったなあ!」って少しずつ受け入れることができます。
すべての日が完璧である必要はなく、そもそも完璧な日など存在しません。
365日、毎日6000歩なんて歩けるわけないし、本当にそれが絶対に健康に良いかどうかも、未知数なのです。
大切なのは、自分の現在地から一歩ずつでも前に進むことです。
そして、どんな小さな一歩でも、それは進歩であり、すごいことです。
この方法を試してみることで、少しずつ日々の生活においてもっと柔軟性と喜びを感じられるようになってきますよ。
「ネガティブで最低の日の自分」にも基準を合わせておく。
私たちの生活は、絶えず変化しています。
波があって当然です。
だからこそ、その「変化の波」を受け入れて、自分自身を支える方法を見つけることが、楽に生きるコツですよ
栗林あや(いがぐりこ)でした!
何度も繰り返して抜け出せない悩みに
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