心理カウンセラー・公認心理師の
栗林あや(いがぐりこ)です。
他人からのちょっとした言葉が、胸に突き刺さるってことがありますよね。
特に、その言葉が「悪口」だった場合、ほんと辛いですね。
悪口を言われたと知ったとき、心がざわついたり、びっくりしたり。
怒りが湧いたりするのは当然の反応です。
だけど、そんなときこそ、ちょっと立ち止まってみませんか?
人はなぜ悪口を言うのでしょうか。
悪口を言っている時って、実は、悪口を言っているその人自身の、不安や欠乏感が原因であることが多いです。
悪口を言わなければならない背景には、悪口を言っているその人自身の、不安や満たされない感情が隠れているってことですね。
だから、悪口を言われた時、その言葉を受け入れる前に、ほんの少し時間をとってみてください。
その人の言葉が、あなたにとって本当に重要かどうか考えてみる時間を持つといいです。
「この言葉は、本当に私にとって大切なものかな?」
「この人は、本当に私の人生にとって必要な人なのかな?」
そんなふうに自分自身に問いかけてみてください。
多くの場合、その言葉や言った人が、あなたの人生にとって本質的な価値を持つわけではない、ってことに気づくはずです。
・・・ちなみに、私も、悪口言われること、ありますよ。(笑)
悲しいけどね。
「あの人は波動が低い」と否定されたこともあります。(←今思い出しても、なんじゃそりゃ笑)
わたしは「波動」のことはよくわからないけど、
そう批判するってことは、その人自身が、自分の「波動(?)」とか、自分から出ているエネルギーの陰湿さを自覚していて、
心のどこかでそんな自分を責めてるってことなんだと思います。
その後、私は「波動」に興味がないのと、そのよくわからない物体の「高低」で、人を批判する人とは仲良くできなさそうなので、
残念だけど、その方とは距離を置くことにしました。
ここで大切なのは、他人の言葉に自分の価値を左右されないってことですね。
悪いことを言ってくる人の言葉に耳を傾けるのではなく、
自分自身や、自分のことを「いいね」と言ってくれる人の言葉を信じる勇気を持つことです。
悪口を言う人の心の中には、その人自身が抱える問題や不安があるのです。
それを理解すると、その人に対する怒りや悲しみが少し和らぐかもしれません。
そして、その悪口を、自分自身の成長のきっかけとして捉えることができれば、
それはもはや悪口ではなく、自分を成長させるための刺激に変わります。
悪口を聞いたときこそ、自分自身を見つめ直して、
自分が何を大切にしているのか、
どのような人間でありたいのか、
どんな人と一緒に過ごして、どんな環境に身を置きたいのか?
そのことを考える良い機会になります。
悪口を言われた時こそ、自分自身の内面に目を向けて、自分の価値観をと知るチャンスとして捉えてみるといいですよ。
あなたの中には、どんな言葉もポジティブなエネルギーに変える力があるのだから。
栗林あや(いがぐりこ)でした!
何度も繰り返して抜け出せない悩みに