栗林あや（いがぐりこ）です。
日々の忙しさの中で、他人と自分を比べたり、誰かを羨んだりしてしまうこと、ありますよね。
人の幸せがまぶしく感じることもあれば、嫉妬心がこみ上げてくる瞬間もあります。
みなさんは、そんな時、そのエネルギーをどう活用していますか？
特に私たち女性は、無自覚のうちに、人生の様々な場面で、自分よりも「他人」を中心に考えがちです。
例えば、ママが夕飯のメニューを考える時、
自分の食べたいものを考える前に、家族の好みや、栄養バランス、家計の食費事情を優先してしまうことが、よくあります。
他にも、例えば恋愛において、自分が着たい服よりも、「彼の目」を気にして、彼好みの服装を選んでしまうことがあります。
このように、私たち女性は、日常のさまざまな場面で、自分の欲望や利益よりも、他人のことを優先したり、気にかけたりする傾向があるのです。
つまり、「他人が生活の中心」になりやすいのです。
もちろん、男性や他の人たちにも当てはまる場合もありますが、
このような「他人を中心に考える」という心の傾向は、社会的なつながりや共感、協力を重視する、女性性の特徴の一つとも言えます。
「他人が生活の中心になってしまう」
この特徴は、良い面もあるけれど、時にネガティブな感情も引き起こします。
他人中心で考えてばかりいると、
例えば、友人のSNSがキラキラして見えて、自分の生活がみじめに思えたり。
同僚の成功と自分を比較して、自分が小さく見えてしまったり。
彼のちょっとした言動がすごく気になって、夜も眠れなかったり。
親の将来の不安で頭がいっぱいになったり。
そんなふうに、頭の中が「他人」のことでいっぱいになって疲弊しやすいのです。
心が他人のことで占領されてしまうと、その分、自分自身が見えにくくなってしまうんですよね。
ここで大切なのは、自分の人生の主役は他ならぬ「自分」だということを思い出すことです。
自分のエネルギーを他人ではなく、自分自身に向けてみるといいです。
例えば、今まで他人に注いでいた時間や、お金、さらには情熱も、自分自身のために使ってみる。
そのためには「私は何が好きか？」「私は何をしたいのか？」を見つめる必要があります。
自分自身に焦点を当てるようになると、不思議と人間関係や恋愛、仕事の取り組み方が変わってきます。
自分中心に物事を考えるようになると、今まで執着していた他人への感情も自然と薄れていき、自分にとって何が大切かがはっきりしてきます。
その結果、心が軽くなり、人との関わりもよりスムーズになることがあります。
他人のことを考えている自分に気づいたら、その他人抜きで「私はどうしたい？」と考えてみることが大事です。
自分に注力することで、新しい趣味やスキルを身につけることもできます。
それが仕事に活かされたり、新しい人との出会いを生んだりするかもしれません。
結果的に人生を豊かにすることもあるかもしれませんね。
「自分に目を向ける」って、けっこうパワフルな方法です。
自分が何を望んでいるのか、どんなことに価値を感じるのか。
それを知ることで、自分に合った生き方、人との関わり方が見えてくるはずです。
では、今日からできることは何でしょうか。
まずは、毎日の中で「これ、本当に自分がやりたいこと？」と自分自身に問いかけてみてください。
そして、小さなことでもいいので、自分のためだけに時間を使う習慣を持つことから始めてみるのがおすすめです。
人生は他人との競争ではありません。
自分自身の幸せを優先させることが、結果的に周囲との良い関係を築く第一歩です。
自分を大切にすることで、心が満たされ、自然と人にも優しくなれる。
そんなポジティブな連鎖を信じて、今日から自分中心に、そして周りにも優しい生き方を始めてみませんか？
「他人のことで頭がいっぱい」
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