心理カウンセラー・公認心理師の
栗林あや(いがぐりこ)です。
昨日、舅と姑から、1万円もらいました。
舅が癌の放射線治療の1サイクルを無事に終えたんです。
大変だったのは、平日に毎日病院に通わなければならなかったこと。
癌の放射線治療は、治療部位や病状によって異なると思うのですが、
舅の場合、40回、毎日通院しなければなりませんでした。
私が住む地域は、田舎で放射線治療できる病院がないので、車で1時間かかる病院まで、毎日運んでいました。
体力が落ちて歩けない舅にとって、
治療に加えて、長距離の移動や病院での待ち時間自体が、とても負担のかかることでした。
私が仕事で行けない日には、義兄弟が運転の代わりをしてくれました。
昨日、やっと治療が一段落したということで、舅から無言でヒョイと、1万円を渡されたのです。
姑:「お父さん(←舅)!運転してくれた子供達に、ちゃんとお礼を渡しなよ。」
そんな姑の気配りの促しで、舅から渡されたお金ですが、
その瞬間、なんとなく不思議な気持ちになりました。
昨日私は、実家の母に、同じくらいのお金を使っていたからです。
私の実母は、介護施設で暮らしていて、年金で施設代をまかなっているので、それ以外の費用は、私が負担しています。(といってもわずかですが。)
高次脳機能障害や認知症でお金の管理ができない母は、お金の流れも把握できないのです。
昨日は必要な日用品や衣料を揃えに、母と買い出しに行って、私が支払ってきたのです。
実母は、お金のことなんて全く頭になくて、私はお金を出した。
一方で、義母は私(や息子たち)に気を使って、お金をくれた。
この対比の状況が、なんとも切なくて、不思議な感覚でした。
「普通の母親って、こういう感じなのかなぁ?」とぼんやり思いました。
母親や親子の形って、ほんといろいろですね。
今日から出張で、京都に行ってきます。
いま、新幹線でこのブログを書いています。
新幹線の中は混雑していて、親子と思われる旅行客(年配の両親と、私と同じ年代の娘二人)がいました。
こんな親子の形に憧れたなあ〜って、しみじみ思っちゃいました。
お会いする皆様、どうぞよろしくお願いいたします。
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何度も繰り返して抜け出せない悩みに