心理カウンセラー公認心理師の

栗林あや(いがぐりこ)です。

 

 

「ちゃんとしなくちゃ」と思うこと、ありますよね。

 

 

「ちゃんと家事をしなくちゃ!」

「ちゃんと子供の宿題を見なくちゃ!」
 

「ちゃんと仕事をしなくちゃ。」

「ちゃんと勉強しなくちゃ。」
 

「ちゃんと運動しなくちゃ。」
「ちゃんと親孝行しなくちゃ。」

 

 

きちんとやることは確かに素晴らしいことですが、

その気持ちが行き過ぎると、自分を追い詰めてしまいます。

 

 

 

楽しくやっているのならいいけれど、もし、しんどいのなら。

 

「ちゃんとしなくちゃ」と思った時に、ちょっと立ち止まってみてください。

 

 

その「ちゃんとしなくちゃ」って、一体誰のためのものなのでしょうか。

 

多くの場合、その答えは「自分ではない」のです。

 

自分ではなく、他人のため、あるいは「あなたには、こんなふうにあってほしい」という、誰かの理想像のために動いているのです。

 

その結果、本当にやりたいことや、自分が何を求めているのかが見えなくなってしまうこともあるでしょう。

 

 

だから「ちゃんとしなくちゃ」と思ったら、そこで一度、立ち止まって考えてみて欲しいのです。

 

「私は誰のためにこれをしているのだろう?」って。

 

もし答えが「自分のため」でないなら、その時点で何かがおかしいのです。

 

 

そんな状態で何かを成し遂げようとしても、疲れてしまったり、楽しめなかったり。

 

心のどこかで、自分の気持ちとの「ズレ」を感じてしまうでしょう。

 

それは当然のことです。

 

だって、それは本来の自分ではないから。

 

 

 

自分が本当は何を求めているのか。

 

それを見失ってしまうと、いくら頑張っても満足感は得られません。

 

逆に、自分自身が何をしたいのか、何を大切にしたいのかを知ることが、「ちゃんと」自分である、と、感じられる第一歩です。



では、どうすればこのジレンマから抜け出せるのでしょうか。

 

答えは意外とシンプルで、それは「自分自身としっかり対話する」ことです。

 

一歩引いて、自分自身の心の中を覗き込んでみることです。

 

 

 

もしあなたが他人と比べることに囚われているなら、

その背後に何があるのか、自分を動かしているのは何かを見つめることが大事です。

 

自分が「ちゃんとしなくちゃ」と感じた背後には、多くの場合、自己肯定感の不足が潜んでいます。

 

他人と比べて、他人の期待に応えようとするその根底には、自分自身を許していない、ということが隠れているのです。


 

だから、まずは自分自身に優しくなってみるのがおすすめです。

 

 

他人と比べるのではなく、自分が何を欲しがっているのか、何が大切なのかを考える。

 

そしてその答えを見つけたら、その「自分の価値観」に基づいて、自分自身でアクションを起こしていくこと。

 

 

自分自身を理解して、受け入れることで、不思議と周囲の環境や人々との関係性もよくなることがあります。

 

それは、本来の自分として生きていることが、自然と他人にも好影響の輪が広がっていくのだと思います。

 



もし次に「ちゃんとしなくちゃ」と思ったときは、一度立ち止まってみてください。

 

その感情が「自分自身のため」でない場合、そのプレッシャーからは一時的に離れてみることが大事です。(怖いけどね)

 

 

そして、自分が何を求めているのか、何が本当に大切なのかを見つめ直してみてください。

 

勇気を出して、本来の自分としてのアクションを起こしてみてください。

 

それこそが、本当の意味での「ちゃんとした自分」に戻る近道だと思っています。



 

 

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