栗林あや(いがぐりこ)です。
ストレスと付き合うコツがあります。
ストレスって、大きなものになるもっと前に、
小さい段階で、早めに気づくと対処がしやすくなります。
日々の生活の中で感じる、ちょっとしたストレスってありますよね。
たとえば、「最近、ちょっと寒いな」とか「姑のテレビの音がうるさいな」といった、「ちょっとした不快感」って、
多くの人が無意識にスルーしてしまいます。
なかったことにしてしまうのです。
でも、この「小さなストレス」が積み重なって、いつの間にか大きなストレスとなって、心や体に大きなダメージを与えてしまうことがあります。
だからこそ、日常の小さな不快感に気づいて、「何かを変える」という行動が重要です。
この一瞬一瞬の積み重ねが、ストレスから自分を守る鍵となります。
人は、「慣れ」という素晴らしい本能を持っています。
たとえば、寒い場所で生活していても、その寒さに慣れることがあります。
同じように、毎日同じように、姑のテレビの雑音が続いても、そのうち「聞こえない」ようになります。
この「慣れ」は生き延びるための素晴らしいメカニズムですが、
同時にこの「慣れ」がストレスを内在化させて、心の健康を害する場合もあるのです。
だから、大切なのは、その「小さなストレス」を放置しないことです。
小さなストレスを放置して、でっかいストレスになると、どんどん対処するのが難しくなります。
それを防ぐおすすめの方法は、
毎日の生活で「あ、これ不快だな」と、小さくても感じた瞬間があったら、
その瞬間にメモを取るなどして記録してみることです。
一週間経ってそのメモを見返してみて、同じことが何度も書かれていたら、
それは「慣れているけど、実はストレスになっている」というサインです。
こうした自分が「慣れている」ことに気づく習慣をつけることが、日常生活のストレスを減らす第一歩となります。
例えば、毎朝、寒いバス停で待つような場合、それがストレスになっている可能性があります。
その場合は、次から厚着をするか、カイロをポケットに入れるなどしてみてください。
毎日同じ時間に同居家族のうるさいテレビの音が聞こえる場合は、その時間帯にノイズキャンセリングのイヤホンをするか、
別の静かな場所へ移動することで、ストレスが減るかもしれません。
小さな不快感に正直になり、その場で何か行動を起こす。
これを積み重ねることで、大きなストレスを遠ざけ、心の健康を守ることができます。
その小さなストレスを、完全になくそうとしなくていいです。(そもそもなくすことはできないので。)
小さな不快感に正直になり、アクションを起こすことが大事なのです。
そのアクションが「私は自分の不快感を無視しなかった。自分の味方になって行動を起こしたぞ。私は私を見捨てなかった。」という、自分への信頼になるのです。
その小さなストレスを無視して放置すると、
たとえば上に書いた「姑のうるさいテレビの音」程度のことも、どんどん積み重なって大きくなって
「もう同居は無理だ!」「誰も助けてくれない!」「みんな私をないがしろにしてる!」「最低だ!」「離婚してやる!」
・・・みたいに、おおごとになって大爆発してしまうのです。(笑)
ストレスは、小さい段階で早めに気づくけば、対処がしやすくなります。
そのストレスをどうか無視しないでください。
なんでもいいから、不快を解消できそうなアクションを起こす。
この行動の積み重ねが、毎日をより楽に、心を健やかに保つための秘訣ですよ。
栗林あや(いがぐりこ)でした!
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