栗林あや(いがぐりこ)です。
秋祭りの季節がやってきました。
私が住む地区のお祭りは、今週末。
コロナ自粛が明けて4年ぶりに開催されるため、
この地域の人にとって、大イベントです。
※フリー素材の画像です。うちの地区の祭りの写真ではありません。
でも、私は正直、お祭り自体がそんなに好きではありません。
嫁ぎ先の人間関係にもうまく馴染めず、いつも緊張してしまいます。
でも、子供たちが成長して、
小学五年生の三女の付き添いだけで済むようになったので、
少しは楽になりました。
最小限のエネルギーで、
自分がしんどくならない範囲で楽しんでいます。
このようなイベントに積極的に参加できる人たちの力強さには、改めて感心しています。
お祭りや地域行事って、一見楽しそうに見えますが、
参加する側には、色々なプレッシャーがあるんですよね。
子供は、8月末からお祭りに向けて、お囃子の練習に毎晩通いました。
その中で、他の子供の保護者や地元の人とも関わります。
だから、地域の風習になじめないとか、人間関係が難しいと感じると、
そのプレッシャーはますます倍増します。
でも、別の視点から見たら、
それは「お祭りは、自分自身と向き合う絶好のチャンス」ということなのかもしれません。
一般的には、お祭りやイベントは「伝統を受け継ぐ場所」や「楽しむ場」や「コミュニケーションを深める場」とされがちですが、それだけではありません。
私のような「コミュニケーションが苦手族」からすると、
「本当に行きたいのか、行かなければいけないと感じているだけなのか」。
それを自分に問う、「自分の心と向き合う場所」でもあるのです。(泣)
行きたいならそれでOK。何も問題はありません。
問題なのは、行きたくないと感じている場合です。
でも、行きたくないからといって、
参加を逃れるわけにはいきません。
地域の習慣の中で、特定の役割が割り当てられるので、
その地区に住んでいる限り、参加しなくちゃいけない理由があるのです。
地域の多くの人たちが「伝統を受け継ぐ場所」や「楽しむ場」や「コミュニケーションを深める場」としてお祭りを楽しみにしている中、
無気力で消極的に、しぶしぶ参加している自分自身に直面するのも、なかなかしんどいものです。
この地域に住むようになって、
そんな私が、なんとかして導き出した妥協策は
「『行かなければいけない理由』を達成するために、最小限の行動を考える」
ということです。
例えば、子供たちが楽しみにしているなら、
子供たちの笑顔を見るために参加する。
(=他の親とのコミュニケーションがうまくできなくても「子供たちの笑顔を見られれば、まあいいや」と割り切る)
それが目的なら、他の人とどう接するか、自分がどう見られるかは二の次でヨシ!とするのです。
最小限のエネルギーで目的を達成する方法だけを考えて、行動に移せばいい、と思うことにしています。
お祭りは人それぞれの「楽しみ方」があります。
人とのコミュニケーションが好きで参加している人もいれば、
伝統行事の継承に意気込んでいる人もいます。
お囃子や演芸の披露が楽しみな人もいるし、
お酒が飲めるから楽しみな人もいれば、
子供達の可愛い姿を楽しみにしている人もいます。
だから、誰かに合わせる必要もありません。
「我が子の出番を見ることだけが楽しみ」だっていいのです。
「出店で綿菓子を買うのだけが楽しみ」だっていいのです。
それだけでも十分な楽しみ方です。
「お祭りを全体的に見ると苦手」だけど、
「ある一部は楽しい」ってことがあるかもしれません。
他人がどう楽しんでいるかに囚われず、
自分が何をしたいのか、何を楽しむのかを考える時間でもあるです。
あらためて、こうしたお祭りや地域行事に、積極的に参加できる人たちの力強さに、感心しています。
でも、そのその力強さは、単に「私と方向性が違う」だけで、
私自身にも、きっと何かしらの力強さがあるはずなのだと思います。
それは「子供たちの楽しみのために、自分がしんどいと感じつつも参加する勇気がある。」
それが私の力強さかもしれないな、と、思ったのでした。
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