朝、会社に行きたくないあなたへ。簡単にできる解決策

栗林あや（いがぐりこ）です。

今日は多くの人が感じるであろう、

「あ〜！会社に行きたくない！」

という気持ちについて書いてみようと思います。

この「会社に行きたくない」というお悩み。

おそらく世の中には、

たくさんの解決法やアドバイスがあると思いますが、

今日はちょっと違った角度からアプローチしてみたいと思います。

人が会社に行きたくなくなる一番の理由は、

多くの場合、人間関係や仕事のプレッシャーですよね。

でも、その背後にもう一つ、見落としがちな要素があります。

それは「場所」です。

「え、場所？」と思われるかもしれませんが、考えてみてください。

あなたが会社に行った時、どこに不快を感じますか？

もちろん、上司や同僚がいることもストレスの一因かもしれませんが、

もしかしたらそれは「オフィスの環境」や「通勤」自体が問題かもしれません。

たとえば、オフィスのエアコンが冷たすぎる、または暖かすぎる。

それだけで一日が、ものすごく長い苦痛に感じることもありますよね。

また、満員電車で通勤すると、それだけで一日がしんどく感じることもあります。

この「場所」というのが意外と見落としがちな、重要なポイントです。

私は20代前半の頃、勤めていた会社で、

事業を増やすということで、新店舗に管理職として配属されたことがありました。

これまでより1時間、追加で通勤に時間がかかるようになり、

合計で２時間弱、普通列車に乗っていなければならなくなりました。

最初のうちはやりがいもあって、

責任感と気合と根性でなんとかなっていたものの、

もともと乗り物に酔いやすい体質もあって、

通勤時間がものすごく苦痛になり、

最終的に、電車酔いで駅のホームで吐いてしまい、

「これは無理だ」となりました。

今思い出しても、かなり切ない思い出です。

この「場所」は見落としがちですが、かなり重要なポイントです。

ちょっとの苦痛でも、それが毎日となれば

積み重なって、大きなストレスになります。

まず、今の仕事で「場所」を少しでも快適にできないか、考えてみてください。

オフィスのエアコンが冷たすぎるなら、

膝掛けを用意するとか、

デクスの場所をエアコンが当たりにくい場所に変えてもらうなど。

満員電車で通勤すると、それだけで一日が台無しになるなら、

出社時間をいつもより早めてみるとか。

交代制の勤務などで可能ならば

早番から遅番に変わってもらう、など。

何かできることがないか、探してみてください。

私の場合、体調があまりすぐれない時は、

普通列車ではなく新幹線を使っていました。

もちろんその分の交通費はでないから自腹でしたが・・・。

でも、それでよかったと思っています。

そして次に見るべきポイントは、

あなたが「会社に行きたくない！」と思った瞬間、

あなたは何をしているでしょうか？

たぶん、心の中で

「またあの人に会わないといけない」とか

「あの仕事をしなければ」とか

「ああ言われて嫌だったな、また言われるのかな」とか

ネガティブなシナリオを繰り返し再生しているのではないでしょうか。

この時、ちょっと変わった方法として「無」を意識してみてください。

それは何も考えない、何も感じない状態です。

実は、そのような「無」の瞬間を作ることで、

自分の感情をリセットできることがあります。

例えば、ぼーっと空を眺めてみる。

お手洗いに行って、手をじっと5秒間見つめて、深呼吸してみる。

（↑これはけっこうおすすめ
手のひらを見つめて、深呼吸をして、

5秒息を吸って、5秒かけて息を吐くのです。）

私たちって、何か問題を感じた時、

つい「あれが原因だ！」と無自覚に決めつけてしまっています。

それは過去の経験から、

思考パターンが出来上がっていて、そう決めていることが多いです。

意識はフォーカスしたものが拡大していくので、

そうすると、たとえば

「私は、あの上司のせいで、こんなにもストレスを感じているんだ！」

と決めつけると、

どんどん上司の嫌な部分が目につき、

上司と関わるのが苦しくなってしまいます。

そんなとき、こうして「無」になることで、

その「思考の決めつけ」に、一旦「ストップ！」をかけられるのです。

このような小さなことでも、

不快な感情から解放されるきっかけになります。

今日の話のポイントは、「会社に行きたくない」と思う時、

一般的な「人間関係や仕事のストレス」だけが問題ではない、ということです。

場所や、自分の心の中の小さな習慣を見直すことにも、価値があります。

もちろん、これらの方法が万人に効果があるわけではありませんが、

何か一つでも「あ、それいいかも」と思っていただけたら幸いです。

そして、最後に大事なこと、注意していただきたいことがあります。

今日ご紹介した方法は、「会社に行きたくない」感情に対する自分でできる対処法ですが、

これはあくまで「仕事を続けられる状態の時」の話です。

万が一、体調が優れない、または精神的な症状が現れている場合、

そのような状況下で無理に働くことは、絶対におすすめできません。

心と身体を壊してしまいます。

休み明けで特に出社が苦痛で、そのストレスが身体や心に具体的な症状として現れた場合は、

迷わず休息を取るか、専門の医療機関で相談するべきです。

一般的な心の持ちようや、環境の工夫が対処できないレベルの問題には、専門の治療やサポートが必要です。

今回のお話は、あくまで「働き続けられる状態であることが前提」となるアドバイスです。

それに該当しない方は、どうか無理をなさらないで、早めの対処を心がけてください。

健康は何より大切な財産です。

仕事も大事ですが、自分自身が最優先です。

以上のアドバイスが皆さんの何かの手助けになれば幸いです。

そんなわけで、栗林あや（いがぐりこ）でした！