栗林あや(いがぐりこ)です。
昨日は、母が入居している介護施設に面会に行ってきました。
肌寒くなってきたので、冬物の衣類と日用品を持って行きました。
母は相変わらず元気でおしゃべり。
日常の様子をたくさん話してくれました。
普段のちょっとしたエピソードや、入居している面白いお友達の話など、母の話が尽きることがありません。
施設ではお誕生日を祝ってもらったり、季節の行事も盛りだくさんで楽しそうです。
ただ、たくさんの人が入居しているので、中には「口の悪いへんくつ爺さん」もいるらしく、
母はその爺さんに小言を言われて、ちょっと苦手なようです(笑)
でも、他の入居者で、仲の良い90代のおばあさんから
「ああいう人は『この人は、人の気持ちがわからない、かわいそうな人なんだな』って思って、『ハイハイ』って聞き流すのがいいよ」
と、賢いアドバイスをもらったそうです。(笑)
どこへ行っても、何歳になっても、人間関係っていろいろありますよね。
職員の方も親切で、ケアマネージャーさんや訪問看護師さんもすごく良くしてくれているそうで、本当にありがたいです。
お友達もたくさんいるようで、安心しました。
でも、施設から帰る途中、ちょっと気になることがありました。
以前母がやっていた(もう数年前に辞めた)宗教の人から、突然私の携帯に電話が来たのです。
私の知らない人。
どこから私の電話番号を調べたのか、というのも気になるところですが、
その人は
「〇〇教の者です。お母さんには会ったことないのだけど、
お母さんの施設の近くに住んでいて、私はここの地域の担当だから、ご挨拶に行きたい。」
と言ってきました。
正直、かなり怖かったです。
母もその宗教はもう数年前にやめているのに、なぜこんなことになるのか。
私はキツめな口調で断ってしまいました。
実は、母の転居先の具体的な施設名は、
母が住んでいた団地の民生委員の人にしか伝えていないのです。
民生委員の人には、非常勤の地方公務員として信頼しているから、
実家じまいをする時に、これまで母がお世話になった旨をご挨拶したのです。
その時に、転居先の話になって
私は民生委員の方に、母が入居した施設名を出しました。
・・・でも実は、その民生委員の人も、その宗教の信者なのです。
私は恐怖を感じたので、その電話口の〇〇教を名乗る人に、
「母の居住先と、私のこの電話番号を、誰から聞いたんですか?」
「どこから漏れたんですか?誰ですか?」
「個人情報の管理はどうなっているんですか?」
「怖いので、もう掛けてこないでください。関わらないでください。」
と、強く言ってしまいました。
その後、運転しながら「ちょっとキツく言い過ぎたかな?」と思いましたが、よく考えたら、それで正解だったと思います。
冷静に考えると、民生委員が、地域住人の個人情報と、家族の電話番号と名前を外部の宗教団体に漏らすなんて、あってはならないことだから。
私は、何十年と「自分責めの世界」で生きていたので、
こうして、突然のビックリするような出来事があると、つい「一人反省会」をしてしまいます。
今回も「なんでわたしは、こうして人間関係をピシャリ!とシャットアウトしてしまうんだろう」と、自分を責めそうになりました。
でももし、施設にその宗教の人が勝手に来て布教活動を始めたら、それは大問題です。
母が責められる可能性もあるし、こういった施設は基本的にどこも宗教活動は禁止です。
第一、もう母とその宗教は関係がない。
ましてや私は一切関係ないし、今後の人生でも一切関わりたくもないので、強めに言ってよかったと思います。
長い間、自分を責める癖がついていましたが、
今回は「ちゃんと自分を守ったんだ」と、自分をほめてあげたいと思います。
何が正解で何が間違いなのかは、人それぞれ。
でも、その瞬間、その瞬間で自分が何を感じ、どう行動したか。
それが一番大事なんだと思います。
今日はよくがんばったと、自分を労って、
これからも前向きに過ごしていこうと思います。
母も施設で楽しく過ごしているし、何よりそれが一番です。
あー!よく頑張った!
※↑フリー素材です。運転中撮ったわけじゃありません。
(書いておかないとびっくりしちゃう人がいるかもしれないと思って…笑)
何度も繰り返して抜け出せない悩みに
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