心理カウンセラー・公認心理師の
栗林あや(いがぐりこ)です。
嫉妬の感情。
それは私たちが時々感じる、ちょっと厄介な感情ですよね。
今日は、その「嫉妬の感情」を、
自分の人生にポジティブな影響を与える「心強いツール」として使いこなす方法を書いてみようと思います。
最近、嫉妬の感情が湧いた瞬間ってありますか?
ちょっと思い浮かべてみてください。
友達が新しい仕事を手に入れて喜んでいるのを見た時かもしれないし、
SNSで見かけた、誰かの幸せそうな家庭生活かもしれません。
その感情が湧き上がった瞬間、私たちは
「それに引き換え、自分はなんでダメなんだろう…」
と自分を責めて、その嫉妬の感情を抑え込もうとします。
でも、その感情を抑え込むのではなく、受け入れてみてください。
嫉妬の感情は、実は自分の心が「あれも欲しい!」と叫んでいるサインなのです。
それは、自分にはまだ達成していない夢や目標があることの証拠です。
あるいは再び手にしたい夢なのです。
だから、嫉妬の感情を感じたら、まずはその感情を持った自分を、労ってみてください。
「そうかそうか、わたし、これ欲しいよね。教えてくれてありがとう。」って。
教えてくれた自分の感情に、感謝してみるのです。
(嫉妬した相手にじゃないですよ、自分の感情に感謝するイメージです。)
そしてその感情を糧に、あなたの夢を叶える行動を、実際に何か一つ起こしてみてください。
例えば、友人が新しい仕事を手に入れてるのを見た時に、嫉妬の感情が湧いたとしたら。
それは、あなたがもっとやりがいのある仕事を求めているサインかもしれません。
そうだとしたら、この感情をキッカケに、新しい仕事を探すための行動を起こしてみましょう。
なんでもいいです。
転職サイトをみるでもいいし、今の仕事のままでスキルアップや、新しい挑戦ができないか考えてみる、でもいいです。
例えば、SNSで見かけた、誰かの幸せそうな家庭生活に嫉妬したなら、それはあなたが家庭生活にもっと幸せを求めているサインです。
だとしたら、パートナーや家族との関係を見直し、幸せを築くための新しいステップを踏み出してみるのも良いと思います。
久しぶりに家族と連絡をとってみるとか、新しい出会いの場に参加してみるとかですね。
今まで避けていた、家族関係のハートフルな映画を見てみる、とか、そんなのもいいかもしれません。
とにかく、なんでもいいのです。
その感情を糧に、実際に自分の夢を叶える行動を起こしてみることが大事なのです。
なんでもいいので、嫉妬したらできるだけ早い段階で、行動に変えるのです。
・・・とは言っても、いきなり素直に、そうはできないですよね。
その気持ち、めちゃわかります。
でも、ここが分岐点なんですよね。
マジでここが踏ん張りどころです。
わたしの経験上、ここで、自分が幸せを築くための新しいステップを踏み出さないと、嫉妬の感情はますます泥沼化します。
目の前のアイツをただ羨ましがるだけではなく、
その先、どんどん妄想を拗らせて、
アイツに対する嫉妬の感情が、あれよあれよと言う間に恨みや憎悪や怨念に変わって、
どんどん恨みつらみがエスカレートしていくのです。(・・・怖いっ!)
もうそうなると手がつけられなくなります。
だから、なんでもいいから小さなことでいいので、
嫉妬の感情を感じたときには、その感情を具体的な「自分の未来のための行動」に変えることが大切です。
これが本当に本当に大事です。
嫉妬を感じたら、自分の未来ために何か行動を起こす。
これを繰り返していると、
「嫉妬の感情を感じたとしても、わたしはこの感情をポジティブなエネルギーに変えることができるんだ!」
ってことを、実体験を持って信じることができるようになります。
嫉妬の感情を上手に活用するためには、その感情を否定するのではなく、自分の中の声として受け入れることが大切です。
そして、その声をきちんと聞き、自分の中の欲望や夢を再確認し、具体的な行動に移すことで、
嫉妬の感情は自分の成長のための貴重なツールとなるのです。
ぜひ、嫉妬の感情を感じたときにこそ、自分の夢を叶える行動を起こしてみてください。
ほんとに大事ですよ
栗林あや(いがぐりこ)でした!
何度も繰り返して抜け出せない悩みに