栗林あや(いがぐりこ)です。
いよいよお盆ですね。
↑仏壇の盆棚準備中の写真
我が家は本家なので、お盆の期間中、親戚がお参りに来てくれます。
今日は早速、舅の兄弟や、旦那の妹家族などが来訪しました。
皆さんにとって、お盆の帰省や親戚付き合いって、どういうものでしょうか?
楽しい時間を過ごせる人もいる一方で、
「親戚に顔を合わせるとどうしても疲れてしまう」
「しんどくて帰省が苦痛」
「やだなぁ〜」
そんなふうに感じている方もいらっしゃるかもしれませんね。
親戚や家族づきあいって、断ることもできないし、(一般的に)やめることもできないのだから、しんどくなっちゃいますよね。
さて、そんな帰省や親戚付き合いが憂鬱な時に役立つのが、
自分の時間やエネルギーの使い方を、事前に決めておくことです。
今回は、その具体的な方法を書いてみようかな、と思います。
まず、お盆も含めて、
1年間で帰省や親戚付き合いをする日数を「⚪︎日」と決めておくのです。
私の場合、親戚付き合いの「嫁のつとめ」があるのは、
お正月と、お盆と、亡くなった爺さん婆さんの命日や法要の時です。
年に7日くらいです。
親戚の誰かが亡くなったりしたら、もう少し増えるかもしれません。
これはお宅によってケースバイケースでしょうから、
まずはご自身が一年のうちに、「どのくらいの日数を帰省や親戚付き合いに使っているか」をカウントしてみてください。
・・・どうですかね?
その日数は、あなたにとって多いですか?少ないですか?
許容できる範囲でしょうか?
お盆の帰省や親戚付き合いが憂鬱な時って、
つい「帰省するか VS しないか」のように、ゼロかイチで決めようとしてしまっているのです。
希薄な友達関係だったら、「行くのや〜めよう!」で済まされるかもしれませんが、
家族や親戚付き合いでは、なかなかそうもいかないことが多いと思います。
なので、ゼロかイチかで考えるのではなくて、
まずは1年365日の中で「何日だったら親戚づきあいに使って良いのか」を、自分で決めてみてください。
これだけでも、ちょっと気が楽になる人もいるかもしれません。
「親戚づきあい」って大きな概念として捉えると、なんだかものすごく重いことのように思えますが、
「365日のうちのたった⚪︎日か」と思うと、
「まあその日くらいだったら、ちょっと我慢することがあっても、とりあえずやり過ごせばいいや。」と気が楽になることがあります。
たとえば今回のお盆でも、「帰省するのは1日」とか「3日」とか、一年の中の「親戚づきあいに使って良い日数」から、捻出します。
まるで会社の有給を消化するようなイメージです。
つまり、自分が心地よいと感じる範囲の日数での付き合いにとどめるのです。
これによって、自分のペースで親戚付き合いをすることができ、無理なく過ごすことができます。
また、自分に合ったルールを設定することで、他の日は自分の趣味や休息に時間を使うことができるのです。
もちろん突然の不幸など、イレギュラーなことは起こり得ます。
もしそういうことが起きたら、その時は「緊急事態」として、その時になって考えればいいのです。
あらかじめわかっている「お盆」や「年末年始」でいちいち悩むのを防げば、それだけで気持ちの負担は楽になります。
逆に言うと、あらかじめわかっている「お盆」や「年末年始」で、毎回いちいち悩んでいると、それだけで心理的負担になってしんどいのです。
だから、悩まなくて済むように、年間日数を決めておきます。
自分に合ったルールを設定することで、悩みに対して自分の主導権を持つことができます。
自分のペースで親戚付き合いをすることができるのです。
さらに、親戚付き合いの中でのコミュニケーションも大切です。
怖いですが、自分の考えや気持ちを(可能な範囲で)素直に伝えてみましょう。
例えば、「今回は1日だけお邪魔させてください」とか、「お昼前には失礼します」とか、
言い回しはなんでもいいですが、「この時間まで居る」という意図を事前に伝えることで、誤解を避けられます。
後の予定を入れておくと、言いやすいかもしれません。
(「午後に長女の塾があるので、お昼前には失礼します」等、次の予定があると言いやすくなる。)
親戚付き合いや家族関係って、ほんとケースバイケースなので、
ご自分の環境に合わせて、柔軟な考え方を持つことをおすすめします。
ネットにはいろんな情報が溢れていますが(嫁姑バトルとか、非常識な親戚のおじさんの話とか、羨ましいくらいに仲が良い家族関係の話とか)
でも、ほんと「よそはよそ」なので、
どこかの誰かの家族・親戚関係のルールと同じように接しようとするのではなく、
ご自身の気持ちに一番無理のない方法を選ぶのが、よりスムーズな家族親戚関係を送るコツだと思います。
心の世界によくある話で言ったら、
「しんどいなら親戚付き合いやめてもいいよ〜」ってなるのですが、
「そうもいかないよね」と思う自分がいるなら、
「365日のうちの1日くらいならいいか」と「やり過ごす」のもひとつです。
親戚付き合いやお盆の帰省は、楽しいものである一方で、疲れることもあるでしょう。
ぜひそんな時こそ、
自分のペースで楽しむために、許容範囲の上限をきめておくことや、
他人の家族関係の形にとらわれず、柔軟な視点を持ってみてください。
この夏の帰省は、自分らしい方法で、親戚付き合いをしてみてください。
新しい発見があるかもしれませんよ。
ファイトっ!
栗林あや(いがぐりこ)でした!
何度も繰り返して抜け出せない悩みに