栗林あや（いがぐりこ）です。
「大変アピール」を
ついしちゃう人っていますよね。
人生でたくさん頑張ってきた人が、
この癖を持っていることが多いと思います。
「自分のことは自分でやらなくちゃいけない。」
「人を頼ってはいけない。」
「迷惑をかけてはいけない。」
そんな頑張り屋さんが
何かの拍子に
「大変アピール」をしちゃうことってあるのです。
そんな頑張り屋さんって、
基本的に
自分のことは自分でできちゃうし、
周りの人が大変そうにしている時に
手助けして
他人のお荷物まで背負っちゃう。
もともとの能力が高くて
人間としての器が広い分、
自分のことだけじゃなくて
他人のことを考えられる視野の広さを持っているから、
つい目に入っちゃうのです。
そして、出来ちゃうのです。
自分のこともできちゃうし、
他人のお荷物を背負うことも
頑張ればできちゃう。
この「頑張ればできちゃう」っていうのが曲者で、
できちゃうから、
頑張ってやっちゃうのです。
で、頑張ればやっちゃうし、できちゃうから、
それがデフォルトになって
いつしか
「自分が頑張るのが当たり前」
になってしまうのです。
自分にとっても、他人からしても、
「自分は頑張っているのが標準」。
そうすると、
「やればできちゃうんだけど、苦しい。」
「集団の中で、私が荷物を背負うのが当たり前。」
になってしまいます。
「なんで私ばっかり・・・？？」
いつしか
ポコっポコっ！って
不満が湧いてきて、
「しんどいなぁ・・・」って
心が弱って限界が来る。
でも他人に迷惑なんてかけられないから、
「大変さアピール」をするしかないのです。
たとえば、
家の中でため息ついたり。
誰かにわざと聞こえるように
愚痴をこぼしてみたり。
体調を崩してみたり、
無愛想になってみたり。
・・・実はわたしも
そういう時があります(笑)
「もう！どいつもこいつも！
なんで自分が食べたもののゴミを片付けないのよ！」
な〜んてブツクサ言いながら、
部屋を掃除していることがあります(笑)
「はぁ！また散らかってる！
私がこんなに掃除してるのに！」
って大変さアピールをしちゃうのです。
これは、言っている自分も嫌だし、
聞いてる人も気分はよくありません。
なんの意味もないのです。
で、この「大変さアピール」を
やってて一番しんどいのは
最初はアピールの「つもり」で
大変だ！大変だ！って言っていたはずなのに、
いつしか自分でも
どこまでがアピールで
どこからが本気なのかがわからなくなって
「ガチで大変」
「ガチで八方塞がり」
な状況になってしまうってことです。
自分でますます
本当にしんどくなっちゃうのです。
大変アピールをしていると
それがアピールなのか
ガチで苦しいのか、
自分でも判別がつかなくなっちゃう。
自分でもよくわからないまま
「マジで苦しい！」
って限界を超えてしまうのです。
だから、
「こんなに私頑張ってるのに！」
「こんなに私、大変なのに！」って
大変アピールをしている（しようとしている）
自分に気づいたら、
一刻も早く、
その場から抜けた方が
その負のループから抜け出しやすくなります。
具体的にどうしたら良いかというと、
やっぱり
物理的にその場所から離れる
ってことですね。
例えば、さっきの私の掃除の例だったら、
誰かが食べ散らかしたゴミをほっぽって、
私は買い物に出かけるとか、
美容院に行っちゃうとか、
自分が好きなことするってことですね。
とりあえず
一時しのぎでも良いから
その大変アピールをしてしまう対象から、距離を置く。
で、しばらく経って
落ち着いた頃に戻ると、
部屋が勝手に片付いているかもしれない。
もちろん、もっとさらに散らかってる時もあるけど(笑)
自分がすっきりしている分、
その
「大変アピールをして
自分でもガチで苦しいのか判別がつかなくなっちゃう」
というあの苦しみのループは
一旦、断ち切ることができます。
大変アピールのループに
ハマっちゃうとしんどいのでね。
怪しい雲行きになったら、
ずうずうしくその場から離れましょ。
自分のご機嫌取りをしていいのです。
あの人のためにも、自分のためにも。
栗林あや（いがぐりこ）でした！
何度も繰り返して抜け出せない悩みに
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