栗林あや（いがぐりこ）です。
今の時代って
つい「不足感」を感じやすい世の中です。
ありとあらゆる情報が流れていて
YouTube、SNS、インターネット、TV・・・
あらゆるメディアで
いろんな人のいろんな生き方を
垣間見ることができます。
そうすると、つい
「自分が必要だと思ってないもの」まで
欲しくなっちゃうんですよね。
私は以前、ファンデーションを
漁るように買っていた時期があって、
Instagramで新しいファンデーションの
紹介やステマを見ると
「ああ、良さそうだなぁ。欲しいなぁ。」と思っていました。
しばらくの間、
そのファンデーションの
口コミを検索したりして、
調べれば調べるほど
脳裏に焼きついて
ますます欲しくなってしまいます。
商品名で検索すれば
類似の広告がどんどん上がってくるので
さらに一層欲しくなっていました。
ちなみに、家には十分すぎるくらい
ファンデーションは既にあるのです。
もうこの先、
一生ファンデーション買わなくていいくらい
家にあるのです。
でも、買っちゃってた。
Instagramで誰かの
「このファンデいいよ♪」という投稿を見たばっかりに
私には必要ないのに、
そもそも、もともと欲しいとさえ思ってなかったのに、
つい、欲しくなってしまったのです。
持っていない自分は
「不足感」がいっぱいで
早くこの不足感を埋めたい衝動に駆られました。
私の場合、
特にそれで破綻するとかはなかったけど、
これが行き過ぎると買い物依存症ですね。
これ。
買い物以外でも同じだと思うのです。
たとえば夫婦生活。
結婚して子供が産まれれば
女性だけでなく男性もオキシトシン（子育てホルモン）が増えるので、
夫婦の性生活は減ることも多いと思います。
加齢や環境の変化の影響もあるでしょう。
もちろんケースバイケースでしょうが
夫婦の性生活が減ることは
ある意味、自然なことでもあるのです。
そして、
そんな夫婦生活のことに関して
自分は何も問題を感じていなくて、
家族で和気藹々とのんびり過ごし、
調和が取れていたとしても。
たとえば他人のSNSで、
子供が生まれても
若い付き合いたてのカップルのように
夫婦ラブラブでイチャイチャしているのを見たら。
自分は欲しとも
なんとも思ってなかったものでも、
「いいなあ。」とか
「うちはあんなトキメキはないよな」とか
「うちがおかしいのかな？私って変なのかな？」とか
「わたし、魅力がないのかな？」とか
「うちって問題なのかな？」とか。
不安になってしまいやすいのです。
「いいなぁ」「素敵だなぁ」
と憧れているうちはいいですが、
そこに「現状に対するがまん」が伴い出すと、
自分責めを始めてしまうから、
どんどんしんどくなっちゃいますよね。
さっきのファンデーションの例で言ったら、
もし、今給料日前でお金がなくて買えなかった場合、
・虚しい
・悲しい
・買えない私はみじめ
・なんでこんなに頑張って働いているのに
わたしばっかり買えないんだろう。
・・・てな感じで、
本来感じなくてもよかったはずの
「不満」を感じることになってしまうのです。
でも、よくよく考えるとおかしいですよね。
元はと言えば、
インスタを見なければ
欲しいとさえ思わなかったものだったのです。
でも、インスタを見てしまったばっかりに、
それを持ってない私は
みじめで虚しくて、
頑張っているのに貧乏くじばっかり引かされているような
犠牲者マインドになってしまったのです。
これらは、
もらい事故のようなもので
自分から避けるのって難しいんですよね。
まあ、対策があるとすれば
「見ない」ようにするしかないです。
平常心な時はいいのですが、
心に余裕がなくて
いっぱいいっぱいの精神状態の時は
「見ない」しかないですね。
インスタの広告や
不要な化粧品会社のメルマガは解除するとか。
心が弱っている時は
キラキラ系のSNSは開かないとか。
不足感を感じにくい環境に整えるのが大事かもしれません。
私もこれを意識したら
無駄遣いがかなり減りました。
また、心が元気になったら
「へえ！そういう生き方もあるのね！素敵だなぁ！
」
って思えるので、
疲れている時はお休みしましょ。
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