不幸な言い訳をやめよう

栗林あや（いがぐりこ）です。

つい「不幸な言い訳」をしてしまうことがあります。

思い通りにいかない時や
誰かに対して罪悪感を抱いたときに

「私はこういう不都合な状況があったから、できなかったんだ」と。

自分が出来なかった原因を、
何かの外的要因になすりつけるために

何かしらの「不幸な理由」を作り出して
「自分はやむを得ず、うまくできなかったんだ」
と言い張ってしまうこうとがあります。

でも、本当に本当に残念なことなのですが、
その「不幸な理由」は
他人からしてみたら
「どうでもいい話」です。

逆の立場で考えるとそうですよね。

たとえば、
ものすごくひどい性格で
あなたに何かの危害を加えてくる人がいて

「僕は、幼少期に悲惨な生い立ちだったから、
こんな性格になってしまって、
君へのこの態度は止められないんだ。」

といくら言ってきても、

「ンなん知らんし！！とにかく危害加えるのやめて！」

って思うと思います。

まあ、その相手が
ものすごく愛する人だったら、

「あーそれは気の毒だな。この人には悲しい事情があるんだな。」
と思うかもしれません。

でもそう頭で思うのが精一杯で、

だからといってその人が犯した罪や
その人にされた嫌なことの記憶が軽減されたり、
無罪放免になるわけではないんですよね。

「それは気の毒だけれども、
だからといってあなたが私にしてきた事は許せない。」

て感じるのがまぁ普通だと思います。

なのに
逆の立場になるとそれをやっちゃうんですよね。

「私にはこういったハンディキャップがあるからできないんだ」っていうのを、

まわりの人にアピールしようとしてしまうのです。

「時間がなかったから」とか
「悪い環境だったから」とか
「あの人がわかってくれなかったから」とか。

そういった「不幸な言い訳」を集めれば集めるほど
「周囲の流れが自分に有利になる」と、
なぜだか無意識に思いがちなのですが、

他人からしたらそれは正直なところ
「どうでもいい話」「知らんし！」です。

「不幸な言い訳」を集めたところで
自分が無意識に思っているほどの
メリットや利益は無いのかもしれませんね。

それどころかその「不幸の言い訳」を
自分自身が信じてしまって

「だから私はできないんだ」と思ってしまいますから、
百害あって一利なしなのかもしれません。

そんなわけで私はここ最近
「不幸な言い訳」をしている自分に気づいたら
それを手放してみることにしています。

さてさて。

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それでは栗林あや（いがぐりこ）でした！