30分遅刻されたらどう思うか？

受け止め方は選べる

栗林あや（いがぐりこ）です。

何か出来事が起きたとき、
起こった「事実」と
それをどう受け止めるかの「認識」があります。

心屋では
「思考が変わると現実が変わる」
と言ったりしますが、

これはどういうことかというと
それが冒頭に書いた
「受け止め方は選べる」ってことなのです。

私は先日、
知人とランチをするために
静岡駅で待ち合わせをしました。

知人があらかじめランチのお店を
11時に予約してくれていました。

駅からお店が少し離れているので
11時にお店に着くためには、

「少し早めに集合した方が良いよね」
ということになり、
10時30分を目安に

待ち合わせをしました。

ところが当日
知人は車で渋滞に巻き込まれてしまって、
「静岡駅への到着が30分ほど遅れる」
との連絡が入ったのです。

このままでは
お店の予約時刻に間に合いません。

知人は静岡駅到着後に
私にひたすら謝ってくれたのですが、

実は、私がこの遅刻の連絡を聞いて
まず最初に思ったのは

「そっか。それなら

知人が到着するまでの間に

静岡駅で買い物ができるなあ♪」でした。(笑)

わたしは「自分の時間が30分できてラッキー♪」と思ったのです。

実は私は来週から
「16時間ダイエット」を始めようと思っていて、
ダイエットのお供になるような
ナッツ類やドライフルーツ類を買いたかったのです。(笑)

私が住んでいる地元のスーパーでは、
砂糖漬けしたドライフルーツはよく見かけるのですが、
「単に乾燥しただけ」の

ドライフルーツはなかなか見かけません。

静岡駅の輸入食材専門店なら
確実におしゃれでロハスな
乾燥フルーツが売っています。

私はその30分の時間を
「ドライフルーツ購入のために、知人がくれたギフト」
だと受け止めました。

ただ、私たちが遅刻する事で
ランチのお店に迷惑が

かかってしまわないか心配でしたが、

すでに友人がお店に
遅れる旨の連絡をしてくれてあって
お店の了承も得られていたので、
ほっと一安心でした。

（※ちなみに相手は、この時のタケちゃんではありません。(笑)シャバの知人です。）

さて。
こんなとき。

事実は「知人の到着が30分遅れた」です。

私の認識は

「自分の時間（ドライフルーツを買うための時間）が30分できてラッキー」でした。

ところが
同じ事実であっても、
別の捉え方をする人もいるかもしれません。

もしかしたら、中には
ネガティブな捉え方をする人もいるでしょう。

よくありがちなネガティブ捉え方は、
きっとこんな感じだろうと思います。

「30分も遅刻するってことは、

わたしのことをないがしろにしているのね」とか

「車で渋滞だなんて、

ある程度予測できなかったのかしら？

計画性のない人ね」とか

「渋滞って本当？

もしかして寝坊をごまかすために

私に嘘をついたんじゃないかしら」とか。

・・・他にもあるかもしれませんね。

これはちょっと意地悪で極端な
ネガティブな捉え方の例ですが、

それだけ、人によって
「受け止め方＝認識」はさまざまなのです。

起こった出来事や事実は選べません。

どんな人にも
予定外の出来事って起きます。

でも、その出来事を
「どう認識するか」は、
ある程度自分で選べるのです。

そしてもちろん、

環境や相手にも
左右されることもあります。

例えばわたしも
もしこれが仕事での遅刻だったら、
「いやだなぁ」と思ってしまいます。

今回はプライベートだったから
「ラッキー」と思えました。

また、
今回の知人が誠実な人であることは
普段の付き合いからわかっているので
そうは思わなかったのですが、

もしこれが
毎度遅刻してくるような

いいかげんな相手だったら、
「この人はルーズで嫌な人ねえ」と
思ってしまっていたかもしれません。

このようにケースバイケースで
自動的に「そう認識してしまう」こともあり、

それはそれで必要な事ですが、

中には「どう認識するか」を
ある程度自分で選べるケースがあります。

事実の認識のすべてを
完璧に主体的にしようと思うと
それはそれでまた苦しくなってしまうので、

「どう認識するか」を
ある程度自分で選べるケースについては、

意識的に自分で
ポジティブな選択肢を
選んでみると良いと思います。

たとえば自分が
ネガティブな認識を
選び取っていることに気づいたら

「あら！わたし、ネガティブな見方してるわあ。」
「他の捉え方はないかなぁ？」

とまずは他の捉え方の
選択肢を見つけてみるだけでも違います。

あなたは今、
どんな現実の捉え方をしていますか？

もしかしたら、
ちょっとだけ楽になる