心屋塾マスター講師
いがぐりこ、こと、栗林あやです。
今日は京都の会場とオンラインZOOMで
心屋塾マスターコース133期（京都コバぐりマスター）7日目です。
私たちが見ている世界は
現実そのもではなく、
それぞれがそれぞれの
「価値観のフィルター」を通して、
世界を見ています。
目の前のクライアントさんもそうです。
誰もが「自分だけの価値観のフィルター」を通して世界を見て、
その世界の中で悩んでいます。
そんなクライアントさんが来た時、
どうしたら「真実」が見えるでしょうか？
カウンセラーがどのように話を聴いたら、
クライアントさんに
「自分は偏った自分だけの価値観のフィルターを通して世界を見ているんだ」と気づいてもらえるでしょうか？
今日のマスターコース７日目では、
そんな「クライアントの思い込みを解く」をテーマに
カウンセリングの実践演習が続いています。
このブログでも何度か触れていますが、
心屋のカウンセリングにおいて
大切にしていることは
目の前の問題を「解決しようとしない」こと です。
世間の常識や価値観からすると
かなり異質で、
理解し難い考えかもしれません。
目の前の問題を「解決しようとしない」こと。
なぜなら、
目の前の問題は
｢本当の問題」を隠すためのダミー
だからです。
｢本当の問題」があって、
そこに向き合いたくないから
向き合うのが怖いから、
別の「大問題に見えるダミーの問題」をこしらえている。
子供の問題、
旦那の問題、
上司の問題、
部下の問題、
あの人の問題、
体調の問題、
お金の問題、
環境の問題・・・・。
大問題に見えるダミーの問題が解決してしまうと、
「本当の問題」に向き合わないといけなくなるから
大問題に見えるダミーの問題は、
わざと、解けないようにしてあるのです。
カウンセラーがクライアントの悩みを聞いた時、
問題を解決しようとすると、
その問題は「解かれないように」
ますますこじれてゆく。
「解決されないように」と
いつまでもそこに居続ける。
そして、たとえ解決しても
また次の新しい問題がやってくる。
なぜなら、目の前の問題が解決してしまったら
「本当の問題」と向き合わないといけなくなるから。
ややこしそうな問題や
大きな問題であればある程、
「ダミーの問題」であることが多いです。
「本当の問題」は、
実はもっとシンプルなこと。
ただ、勇気を出せば終わること。
拗ねるのをやめる勇気を出すこと。
意地を張るのをやめる勇気を出すこと。
ダメな自分がバレる、
ひどい自分がバレる、
素晴らしい自分がバレる、
それを諦めること。
そして、
「偏った自分だけの価値観のフィルターを」外して、
本当の自分として生きる勇気を出すこと。
それだけで、
「本当の問題」は
あっさりと解決するのです。
だから、カウンセラーは
悩んでいる人に寄り添ったり
じっくり「聴く」ことを
もちろんするけれど、
「大問題に見えるダミーの問題」をいじくり回して
余計に肥大化させてはいけないのです。
そもそも、その問題は
「わざと」解けないように出来ているのだから。
心屋のカウンセリングは、
人を助けたり
解決しようとするのでもなく、
目の前のクライアントを
「かわいそうな人」だと思うのでもなくて、
目の前の人を信じる技術なのです。
目の前の人を信じて、
楽になれる生き方と
楽しくなる考え方を
ただただ、伝えていく。
「偏った自分だけの価値観のフィルターを」外して、
本当の自分として生きる勇気を出すことを
一緒になって、応援していく。
心屋のカウンセリングは、
目の前の問題を「解決しようとしない」こと。
それが「キモ」なのです。
今日はカウンセリングの
「キモ」になる部分でした。
マスターコース、ほんと面白い。
明日もがんばります〜！
里っちに「二篠若狭屋」のネコの限定和菓子と、
ごーちゃんにチョコをいただいたよ
うれしー
ありがとう！
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