栗林あや(いがぐりこ)です。

 

みなさまは「言い出しっぺの法則」というものをご存知でしょうか。

 

 

▼Wikipediaより

 

言い出しっぺの法則(いいだしっぺのほうそく)とは、最初に提案した人間が実行するべきであるという理念。

ある人物が何か必要なものを考えたとき、他人に提案して任せるよりも自分で率先して開始するべきであるという理念を指す。

法学者の白田秀彰によって定義された。

 

 

 

 

わたしはむしろ、この世の中は

・言い出しっぺの法則』で溢れているように思う。

 

 

・・・・・あ。

 

『逆・言い出しっぺの法則』って言葉は、

今、私が勝手に作った造語です。(笑)

 

 

『逆・言い出しっぺの法則』は文字通り、

言い出しっぺの法則の『逆』。

 

 

つまり、

 

最初に提案した人間(言い出しっぺ)が

実行しないまま、

 

他人に提案だけをして

任せっきりにして、

 

そのままどこかに

消えて居なくなってしまうこと。

 

 

 

わたしは今までの人生、

この『逆・言い出しっぺの法則』

振り回されて生きてきた。

 

 

・私を産んだ人が居なくなっちゃう。

 

・私を誘って、段取りを頼んで来た人が、当日居ない。

 

・「これやりたい!一緒にやろうよ!」と意気揚々に言い出した人が、途中で居なくなってしまう。

 

・会社の上司がデカいイベントを中途半端に企画して、問題山積のまま退職してしまう。

 

・複数の友人たちと会う日の日程調整で、言い出した人の都合に予定を合わせたら、当日その人はドタキャン。

 

 

・・・などなど。

過去、そんなことがよくあった。

 

 

 

「やりたい」と言い出した言い出しっぺが

中途半端に投げ出して

どこかに消えてしまうもんだから、

 

そのままその案件は中途半端に放置され、

 

振り回されて残された私は

残された者たちと一緒に、

 

居なくなった言い出しっぺの

尻拭いをさせられて生きてきた。

 

 

それはそれは、

モヤモヤするものだった。

 

言い出しっぺが居なくなったから、

誰のために・なんのためにやっているのか

全くわからない。

 

 

でも、身の回りで

その案件の残骸が散乱するのは困るから、

仕方なく後片付けをしなければならない。

 

そんな人生が、

本当に虚しくて、

切なくて、惨めで、

馬鹿馬鹿しくて。

 

心底疲れて嫌になったのだ。

 

 

 

だからもう、やらないことにしている。

 

心屋を知って

もうその「尻拭いポジション」に

自分を置くのをやめたのだ。

 

 

 

「尻拭いをやめる」を具体的に言うと、

 

 

・言い出しっぺが「やりたい」「やろうよ」と言っても、自分がやりたくなければ手を出さない。

 (言い出しっぺは、のちのち居なくなる。)

 

 

・言い出しっぺが「あの人のためにやろうよ」と言った案件は、『逆・言い出しっぺの法則』が発動する確率が非常に高いので、要注意。かなり危険。

 自分がやりたくなければ、絶対に関わらない。

 

 しかも「あの人のためにやろうよ」の「あの人」は、そもそもそれをやって欲しいとは望んでいない事が多い。

 

 言い出しっぺの自己満に付き合わされている場合が多い。

 誰のため??→言い出しっぺのため。そして本人不在。やる意味無し。

 

 

・基本的に、自分が納得した事以外は、そっと静観する。

 

・邪魔もしないが、手も出さない。

 

・なんらかの事情があって関わってしまって『逆・言い出しっぺの法則』が発動した場合は、気付いた時点で「発案者不在」を理由に、自分も手を引く。

 中途半端でも、一旦仕切り直しにする。

 

・そうしないと、のちのち自分が「尻拭いポジション」になり、不平不満を溜めることになる。

 

・これらが思うようにできない場合は、そっとその場所を去る。

 

 

・・・・以上。

まあ、いろいろ書きましたが、

わかりやすくシンプルに言うと

 

「自分が率先してやりたいと思った事以外は、責任が持てないのでなるべく関わらない。」

 

ってことです。

 

 

そもそも自分が、

やりたいワケでも無い事に、無闇に打算で手を出すから、

こういう悩みが発生する。

 

 

もちろん大人なので、周りに合わせて、仕方なくやらないといけないこともありますが、

その場合も「邪魔もしないけど、手も出さない」「静観する」を念頭に置いています。

 

 

自分が自分で、自分のことを守ってあげないと、

ずるずるといつまでたっても

誰かの尻拭いをして、

不平不満たっぷりの人生になってしまうのです。

 

 

あなたの人生「逆・言い出しっぺの法則」に振り回されていませんか?

 

「自分が本当にやりたいか?」に向き合う時ですよ。

 

 

これは自戒も込めて。

 

「あのひとのためにやろうよ!」と思った時は、

自分自身が『逆・言い出しっぺの法則』の『言い出しっぺ』になっていないか。

 

冷静に立ち止まって考える必要があります。

 

 

「どこかの誰かのため」と、

善意を装いながら、責任逃れするのではなく、

 

「誰のため?」→「自分のため!」って、

ちゃんと自分自身が胸を張って言える事に

手をつけたいものですね。

 

 

 

 

 

 


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