栗林あや(いがぐりこ)です。
大人気社会派ブロガー、ちきりんさんのTwitterのコメント欄を見て思った。
ちきりん@InsideCHIKIRINそのうち「コロナワクチンと間違って、インフルエンザワクチンを1000人に接種してしまいました」みたいな自治体も現れそうでごじゃるね。 ワクチン960回分がムダに 誤って常温保存するミス 神戸市 https://t.co/Yyck4HPgXP
2021年05月13日 00:38
今日のYahoo!ニュース『ワクチン960回分がムダに 誤って常温保存するミス 神戸市』という記事に対して、
ちきりんさんが
そのうち「コロナワクチンと間違って、インフルエンザワクチンを1000人に接種してしまいました」みたいな自治体も現れそうでごじゃるね。
と、ツイートされている。
このちきりんさんのツイートのコメント欄で
クリニック単位では冬シーズンに起こりえますが、今時インフルエンザワクチンの集団接種はあまりないので、自治体ではないと思います。
と、コメントしてる方がいらっしゃった。
わたしは、このタイプの「主旨を理解できない層」の方に、日々悩まされ続けている。
正直なところ、文章の主旨を理解できない人は、このSNS時代、人とのコミュニケーションがうまく取れず、生きづらいだろうな、と思う。
例えば上のコメント。
「自治体ではないと思います。」について。
ちきりんさんのツイートは
「この先も同様のうっかりがミスが原因で、あり得ないような重大なトラブルが頻発しそうだよね。」
って主旨でおっしゃっている。
だから「間違えてインフルエンザワクチン1000人に接種してしまいました」の部分は、
あくまで「そのくらいあり得ない重大なトラブル」の「例え話(メタファー)」として例に挙げているだけ。
伝えたい主題はそこではない。
わたしは、こういうのって、義務教育を終えた日本人なら、みな誰もが理解していると思っていた。
しかしSNSには、文章を「文字通り」に読んだだけで、その背景や書いた人の主旨を全く理解できない層が一定数いるってことを、
ここ最近、つくづく思い知らされた。
「自治体ではないと思います。」ってのは、そりゃ当然でしょう。
「そのくらいあり得ないこと」の例として挙げているのだから、普通なら無いのは分かっていて、その上で例にしている。
あり得ないことだから「たとえ話」として使える。
もしここで、ちきりんさんが「頻繁に起きるミス」を挙げていたら、「たとえ話」にならないし、投稿の主旨が成立しなくなってしまう。
この世には、どうやら「主旨を理解できない層」がいる。
小学校の国語の授業で「この話の主題はなんでしょう?」「作者が伝えたいことはなんだろう?」って、みんな学んできたはずなのに・・・。
この「主旨を理解できない層」の人たちにトンチンカンな反応をされたり、場合によっては、論点がズレたまま堂々巡りの議論に巻き込まれて、本当に疲弊する。
最悪の場合、こちらの意図を歪曲して受け取られ、こちらが悪者(加害者)扱いされたりする。
わたしも日々、この層に悩まされ続けている。
SNSならまだいい。
これが、リアルの友人だったり、家族だったり、会社の上司や同僚・後輩だとマジでしんどい。
過去、この層の人たちに「懇切丁寧に説明する」ことをしてきたのだか、最近、本当に疲弊してきた。
自分のエネルギー温存のために
「住む世界が違うのだから、もう一生分かり合えない」と割り切ってスルーした方がいいのかも???と思う今日この頃である。
おわり。
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