わたしの個人的な感想。
これについてとくに何かを議論したいわけではない。
=====
先日、ネットで
『店員さんに娘が注意された際の母親の対応に賞賛の声が上がる!これぞ教育!』
という記事がトレンド入りしていた。
お店で触ってはいけないものを触ってしまった子供に対しての、
母親の対応が素晴らしいと賞賛の嵐、という記事だった。
わたしの周りのSNSでも
「素晴らしい!」とシェアされているのをいくつか見かけたが、
私には、正直なところ
あんな理詰めで子供を諭す母親のどこが素晴らしいのか
さっぱりわからなかった。
むしろ、怖すぎて鳥肌立つ。
私が子供なら、
反論の余地がなさすぎて「うん、、」と言うしかないから、
仕方なく自分の恐怖を押し殺して
母親の前でとりあえず「うん」と返事をして、
良い子になったフリをすると思う。
人の感想って人それぞれだなぁ。当たり前だけど。
あれが美談とされ、トレンド入りする世の中が怖すぎる。
子育て中の親なら、実際の育児の中で
そんな風にできないことの方が、事実多いと思うけどね。
良い子ならいいのか?
理詰めで諭すことが子育てで良いこと?
模範的な対応なら良い母親なのか?
いろいろ怖すぎ。
あくまでわたしの感想だけども。
一番恐ろしいのは、
「子供時代に、母親からそう教えられて育った子供本人」が
「今思うと、子供の頃、母にああやって諭されてよかった」と投稿しているのではなくて、
子供を理詰めにして「うん」と言わせた母親自身が、
自分の行動を肯定化するためなのか?(←職業上の経験則・妄想です)
全世界に投稿して賛同を得ていることである。
こわっ、、、
実際に子育てしてる人が読んだときの
現実と乖離した理想を語っている違和感ってのは、
分からない人にはわからないことだから。
この違和感は、わからないひとには永遠にわかってもらえなさそうだ。
「正論」が、子供にとって必ずしも良いこととは限らない、というケースを。
ネット記事を通して実際に見たような出来事だった。
母親の前でとりあえず「うん」と返事をして、
良い子になったフリをして生きてきた。
大人になった今、
「自分の気持ちがわからない」
「何か正解なのかを探して苦しくなってしまう」
「誰かからの承認が欲しくて正解を求めてしまう」
・・・
私は職業柄、そんなふうに悩んでいる人を多く見ているので、
日常の子育ての美談に対して
世間の反応とは違った穿った見方をしまうだけなのかもしれない。
どちらにしても、これはわたしの個人的な感想です。
これについてとくに何かを議論したいわけではないけどね。
そう思った、という話。
フリー画像サイトの写真。
いがぐりこ主催の講座
- 有料メール配信
自己価値感を高めて対人関係に自信をつける2週間基礎訓練メール講座
共同開催・アシスタントの講座
- 7月25日(土)東京渋谷・ZOOM 講師:雷人(ライト)さん
「マインドリーダーが語る「潜在意識のトリセツ」〜トークライブ - 7月25日(土)東京渋谷 講師:雷人(ライト)さん
「マインドリーダーが語る「潜在意識のトリセツ」オモテのセミナー - 7月26日(日)東京渋谷 講師:雷人(ライト)さん
ウラのセミナー
動画の講座