いがぐりこです。
 


まだ書いてなかった

コンプレックスがある。



書くのもイヤだったこと。





それは、、、、




超絶ダサいこと。





中学生くらいの頃には、


私はすでに、

自分はダサい

ということを自覚していた。




服がなかったので、


普段は、


小学生の時に着ていた服を

椅子から掘り起こして着るか、



タンスにあった

母親の古い服を、

引っ張り出して

着たりしていた。




学校がある日は制服なので、

ダサいのも、

服が無いのも、バレない。




休みの日に
友達と会うときは、

着る服がないので、

制服を着て出かけた。



「なんでぐりこさん、

休みなのに制服なの?」



よく聞かれた。




学校が好きなわけでも、

制服が好きなわけでもない。




着る服がないのだ。



何を着たらいいのか

わからないからだ。




オシャレ以前の問題。



センスがどうのこうの、
とか、

ブランドがどうのこうの、
とか、

組み合わせがどうのこうの、
とか、

パンツの形がどうのこうの、
とか、

流行りのカラーがどうのこうの、
とか。


それ以前の問題。



服を買いに行くときに

着る服がない。




何を着たらいいのか

わからない。




これは、

社会人になって、

お給料をもらって、

自由に使えるお金を
手にしてからも、続いた。





私の格好はみっともない




だから、

怖くて、

スーツでごまかした。




スーツなら安心。

上下そろってる。


制服と一緒。



スーツなら、

超オシャレも無いが、
超みっともないも無い。

安全。



スーツなら、

百貨店に買い物に行っても、

恥ずかしくない。



そこそこ

高いメーカーのスーツを買ったら、

そこそこオシャレに思われるんじゃないかと

ちょっと安心する。






オシャレになりたくて

なりたくて、


ファッション雑誌で
研究した時期もあった。



けど、



本の中の
キラキラした服や、

キラキラした
モデルさん達を見て、
 


ダサい自分との
あまりの世界の違いに、


ますます
みじめな気持ちになった。




「ちくしょー!」と、


みっともない

劣等感や

貧乏根性みたいのが、



腹の中から

フツフツと湧いてきて、

イライラした。




作られたキラキラの世界。

胡散臭せぇー。




だから、

ファッション雑誌を

自分から遠ざけるようになった。




当時は、


仕事が休みの日に

美容院に髪を切りに行くときも、


スーツ。




「今日はこれからお仕事ですか?」

「お仕事帰りですか?」



「……ええ。まあ。」




違う。



何を着たらいいのか

わからないので、

スーツなだけです。


言わないけど。




ダサい服を着ていったら、

見下される。

バカにされる。

ないがしろにされる。




そういう、

貧乏人の劣等感みたいなの。




この感覚は、

どんなに説明しても、


金持ちには

一生わからない感覚だと思う。




※※※※




そして、

それから二十数年が経って。



自分が人並みに

服を買えるようになってからも。





なんかダサい。



これが自分の中で、


超コンプレックスだ。




流行りの服を買っても、

なんかダサい。




どこがダメというわけじゃないけど、

なんかダサい。



野暮ったい。



新しい服なのに、

なんかみっともない。

(ような気がする。)





金持ちや

センスの良い

ヒラヒラ生きてきた奴らから、



見下されてるような気がする。

バカにされてるような気がする。

ないがしろにされるような気がする。



そんな劣等感が

ずっとあった。


蓋をしてきた。



だから、

もう、


それを終わりにしたいと思った。






つづく。。。。。かもしれない。