ぐりこ、今日も「ああそうですか」の段。
おばあさんの(旦那の祖母、もうすぐ90才)、姑に対する愚痴。
今日も。
「お母さん(姑)は、また、野菜を腐らかしてる。
肥えをつかって、こさいても(作っても)、無駄になる。
農家の家に育ったのに、おとましい人だ。(最低な人だ)。」
姑は趣味で、実家の畑に野菜を作っているが、
作りすぎて多くが痛んで捨てることになる。
おばあさんは、それを嘆いて私に文句を言う。
姑が頻繁に実家に行くのも、おもしろくないようだ。
「背戸に、腐りかけたジャガイモが、いくらもある。
ほれ、このキュウリ、勿体ない。ほんとにおとましいことだ。」
「こんな、おぞい(出来の悪い)ジャガイモ、お金かけて作るもんじゃない」
「うまく作れないなら、畑なんてやめちまえばいいのにねぇ!」
普段、料理を作るのは私なので、
それを聞いて私は、
野菜を使い切る事ができない、自分のことを
責められてるような気がした。
・・・。
・・・・ひひひ。
ひひひ(`∀´)
しかーし、しかーし。
今日の私は違う。
いつもと違う。
私には「ああそうですか」の武器がある。
ひでこさんのブログ に教えてもらった。
いつもなら、私、それを聞いて落ち込む。焦る。
いつもなら、私、慌てて、痛みかけたキュウリと、痛みかけたジャガイモで、夕飯を作る。
でも、今日は違う。
おばあさんが、私に手を変え、品を変え。
愚痴を次々に言ってきても
「ああ、そうですか」
「へえ、そうですか」
「ふーん、そうなんだ」
「ああ、そうだねぇ(←これはダメ?)」
これでしのいだ。
どうしてもことばが見つからない時は
黙って、苦笑いしておいた。
絶対やらんぞ!!
絶対やらんぞ!!!
絶対私は、腐ったキュウリと、じゃがいもで、料理なんか作らないぞ!!!
知らんぞ!!
知らんぞ!!
なーんも知らんぞ!!!
あああああ、聞こえない聞こえない。
おばあさんの愚痴など。
ああああああああ、気にしない。気にしない。
腐ったキュウリとジャガイモなんて、気にしない。
ふーん、ふーん。ふーん。
これは私への文句じゃない。
ただおばあさんが、思ってることを言ってるだけだ。
ふーんふーんふーんふーーん!!!(θωθ)
これは、もーそー。もーそー。これはもーそーです。
おばあさんから押し寄せる、愚痴の数々を、波に乗るように。
スルーーー。(ちょっとはダメージもある)
結果・・・
な・・・なんと・・!!
おばあさんが、
痛みそうなジャガイモと、キュウリで。
ポテトサラダ作った(ノ゚ο゚)ノ
↓これ。上はつまみぐいしてる長女。
じゃがいもと、きゅうりと、マカロニと、卵と、ハム。
マヨネーズと塩で味付けしただけの、
何の変哲もない、ただのポテトサラダ。
ボウルにいっぱい。
びっくりしたー。驚いた。
おばあさんが、ポテトサラダ作るなんて。
おばあさん、もう腰が曲がって、高い所にある鍋に、手が届かない。
ヨロヨロと踏み台に乗り、
ぐいーーーっと曲がった腰を伸ばして、鍋を取る。
ひゃーーー。こわい。
それを横目に見る私。
なんて冷酷非情でしょう。なんて、酷い嫁でしょう!
出来上がったポテトサラダ。
長女と次女が「おいし~」とパクパク食べて、
ボウル半分くらいに減った。
それを見ているおばあさん、満足げで嬉しそうだった。
んで、冷酷な嫁のわたくし。
ついでに何もしなかった(;´Д`)ノ
えーい。乗りかかった船。
どうにでもなーれ!!!
なーんもやらんぞ!私!!!!
今日は、なーーんもやらんぞ!!
そしたら、
おばあさん
ポテトサラダを作った後、
洗濯を取り込み、
なんと!!!風呂掃除までして、
今、水戸黄門の再放送を見ながら、
何事も無かったかのように、洗濯を畳んでいる。
何も、起こらない。
なーーんも、起こらなかった。
ホッ。ホッ。
ああ、いつかこの分の罰を受けそうで。怖い。
因果応報じゃ。こわー。